トンボ倶楽部

　トンボ倶楽部の入部条件は《眼鏡を掛けていること》──。

　「地味に、普通に、平凡に」をモットーに名門私立西嶺高等学校に転校してきた男子校生、黒鳥智也。
　しかし、「トンボ倶楽部」という奇天烈なクラブへの勧誘をきっかけに、彼のモットーは転校初日にして崩されることになる。
　
　個性的な面々が揃ったトンボ倶楽部。何故眼鏡を掛ける必要があるのかは誰も知らない。活動内容も不明。そんな存在意義ゼロの部活で、部員達の騒がしい日々が始まる。

《トンボ倶楽部部員》
部員数──7人
全員高校2年生

●黒鳥智也(くろとりともや)
転校生。平凡な高校生活を望んでいたが、ひょんなことからトンボ倶楽部に加入することになる。
あだ名:パンダ

●銀哲太(しろがねてった)
トンボ倶楽部部長。
黒鳥をトンボ倶楽部に…続きを読む