血湧き肉躍る天下統一!
英傑・呂布とその養子・呂青が天下一の大功臣として歴史に名を刻むまでのストーリー。
《あらすじ》
遺児だった主人公は雪の日に拾われる。名将である衛青にあやかって呂青と名付けられた。養父は三国志で人気のキャラクター呂布奉先。フィクション物語の描写とは対照的に、呂布は一端の学問や教養を備えており、家族や仲間をとことん大切にする好漢だった。母の英姫や三人の妹(上から順に呂琳、呂蓮、呂白)に囲まれて呂青はすくすくと成長していく(〜第14話)。全国で黄巾の乱が勃発した。乱を鎮圧するため呂布は養父丁原と共に出陣する。大黒柱のいない家は重苦しいムードに包まれる。やがて呂布の大活躍が聞こえる(〜第21話)。呂青と呂琳は念願だった愛馬を手に入れる。それぞれ飛電、残雪と名付けて乗馬の練習をスタートする(〜第24話)。怪我した馬を連れた武人と出会う。槍の名手趙雲だった。趙雲はしばらく逗留することになり、呂青は槍の手ほどきを受ける(〜第30話)。祖父丁原のところに上洛の命令が来た。呂布の一家は并州の田舎から洛陽へ引っ越す。しかし都には沈鬱なムードが漂っていた(〜第36話)。クーデターにより大将軍の何進が討たれた。諸侯らは行方不明になった皇帝兄弟を探す。呂青は村里で皇帝を発見する。しかし董卓軍の襲来を受けてしまう(〜第40話)。何とか死を免れた呂青。しかし皇帝は董卓に奪われた。しかも母と妹二人が董卓の人質となった。丁原は呂布に剣を渡して『俺の首を斬って董卓に降伏しろ』と命じる(〜第41話)。董卓の独裁がスタートした。袁紹や曹操らが反董卓連合の兵を挙げる。董卓の傘下に加わった并州軍は出撃の命令を待つ(〜第46話)。呂青の初陣となる。相手は袁術と孫堅の連合軍。呂布の武勇で劣勢の局面をひっくり返す。呂青は孫堅の息子孫策と一騎討ちになる(〜第51話)。董卓は洛陽を捨てて長安へ遷都した。呂青はコツコツと功績を重ねて董卓の信頼を得ていく。変装して皇帝劉協に会いにいき『董卓誅殺の詔』を入手する(〜第56話)。董卓を抹殺した。すぐに残党である李傕と郭汜の排除に動く。二人を確実に倒すため賊将のレッテルを貼られていた韓遂・馬騰と手を組む(〜第60話)。董卓一派を倒しても課題は山積みだった。その最右翼が財政の立て直しである。漢王室再建のため名門の荀一族を味方に付ける。他にも白波賊を率いた徐晃が帰順してきて戦力が増す(〜第65話)。袁術が皇帝を自称した。呂布は討伐のための軍を出す。呂青は成長著しい孫策を味方に引き込む。呂布軍の将兵たちが躍動して袁術の野望をへし折る(〜第69話)。華北の支配を目論む袁紹が軍を動かす。率いるのは名将の麴義。故郷の并州を守るため、呂青は秘策『半月羅漢の陣』で迎え撃つ。妹の呂琳も同行しており、兄妹のコンビネーションが冴え渡る(〜第76話)。勝利して長安に凱旋した呂青。劉協と呂布から『褒美は何がいい?』と尋ねられる。劉協からは屋敷をもらう。呂布には『琳と婚姻したい』旨を告げる。呂青は妹にプロポーズする(〜第78話)。曹操征伐のため準備を進める呂布。陳宮らの離反もあり優位に立つ。それも束の間、本拠地の長安でクーデターが起こり撤退を余儀なくされる(〜第82話)。クーデターは早期に鎮圧された。兵糧に不安を抱える曹操は必殺の計略『十面埋伏の計』で逆転を狙おうとする。決着がつきかけた時、援軍を率いた関羽が戦場に姿を現す(〜第86話)。天下の半分以上が漢王朝に帰順した。袁紹と雌雄を決するため呂布は大軍を発する。綺羅星のごとき英雄たちが冀州の地に集う(〜第93話)。最大スケールの合戦『呂布・孫策・馬超連合vs袁紹・曹操・劉備連合』の火蓋が切って落とされる。呂青は趙雲と再会して『恩返しの一騎討ち』を挑む。一方、呂布の前には関羽が立ちはだかり……(〜第100話)。