ひたむきで芯の強いヒロインを応援したくなる!

鷹使いの宮女と第八皇子の織りなす中華ファンタジーです。

とある夜に、天籟《てんらい》皇子の夜伽役に選ばれた月鈴《ユーリン》ですが、大出世のチャンスにもかかわらずあまり乗り気ではない様子。なぜなら、月鈴の目的は妃になるよりも女官になることが夢だから。

とはいえ、夜伽役に選ばれたのなら月鈴に拒否権はありません。そこに現れる天籟。容姿端麗な皇子になんと月鈴は熱いビンタをお見舞いしてやるのです。

普通ならばここで死罪となるところですが、月鈴は天籟とある約束を交わします。一方の天籟も皇家にまつわる呪いを語り、そこからふたりはさまざまな試練を乗り越えていくのですが……。

後宮ならではの陰謀や策略、宮女同士の嫉妬などなど。持ち前の明るさでそれらを乗り越えていく月鈴、そしてそんな月鈴に徐々に惹かれていく天籟……と、もちろんラブロマンスもたのしめます。

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