試練の中で育まれる純愛

物語のヒロイン月鈴は、ある日突然第八皇子の夜伽の相手に選ばれます。
ロマンティックな夜……とはならずに、最低最悪の事態に。
かりそめの夫婦となったものの、気持ちや言葉の行き違いが尾を引いて、素直になれない二人。
じれじれです。

そんなもどかしい恋模様を盛り上げる(?)のが、侍女の嫌がらせや、皇子が次々と亡くなるという黒い動き。
そこで活躍するのが、月鈴の特殊能力。
陰謀を乗り越える様が、とても鮮やかでかっこいいんです。
第八皇子が惚れるのも当然だなー、なんて思います。

二人の出会いが最悪だった分、後半の甘さにキュンとします。

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