彼女と付き合い始めてからなぜかフラグが立っていく。そして彼女は嫉妬深い
小宮洋太は家庭環境以外、全てが平凡な男子高校生。
そんな洋太は、高校入学の際に父から一人暮らしの条件を提示される。
『十七歳の誕生日までに彼女を作ること』
約束を破れば、一人暮らしは即終了。そして引きこもりの娘と婚約させられるらしい。
一年あれば余裕だと調子に乗っていた洋太であったが入学式初日から片想いを拗らせてしまい、二年生になっても彼女ができずにいた。
そしてリミットが迫る十日前。洋太の前に、学園の女神と称される美少女が現れる。
「私と付き合ってくれないかしら？」
その一言で、片想いを諦め、学年一の美少女と恋人になった洋太であったが……。
「あなたが他の女子と楽しそうに話しているのを見たら本当に刺しちゃうかもね」
クールな彼女は思いのほか嫉妬深かった。
付き合ってから急に女子と関わりが増えた洋太。
片想いをしていたあの子や王子様系女子、婚約者に彼女の友達のギャル、義妹などあらゆる女子たちとそして彼女との間に修羅場が繰り広げられていく。
洋太は知らない。フラグを乱立していることに。
洋太は知らない。女子たちが人知れず自分を巡って争っていることに。
