復讐の手を下すのは、自分でなくてもいい☆

世界を股にかけて殺しを請け負う男がいる。
今回はマレーシアへ飛んだ。深い観察眼から反映される街の景色は煌びやかで、昼夜を問わず現地の魅力を吐露してくれるのが嬉しい。グルメの情報も同様、日本マレーシアの定番から名前すら知らなかったソウルフードまで食べ尽くしてくれる。特にスイーツ系は、殺しの禊でもあるので念入りだ。
さらには、マレーシアの文化や歴史にも言及し、独自の解釈も述べてくれる。愛宕はマレーシアの事情に無知なので、とても興味深く、そして面白く読ませていただいた。

もし復讐を考えているならば、彼に依頼をかけてみるのはどうだろうか。世界各地、仕事とあらばどこへでも向かってくれると思う。次の舞台はどこだろうか?
作者さまの次作にも期待してます☆

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