女の子に二回も振られた俺に元カノ達が追って来る
水森明人は中学三年の時、いつも放課後図書室で本を読んでいる女の子を好きになった。体が細くて髪の毛が肩までの眼鏡をかけた女の子高橋綾乃。
同じ高校に入り、一年目は同じクラスになった。高校に入ってからもずっと仲良くこのまま二人の間が続くと思っていたが、綾乃はどんどん綺麗になって行き、周りからも注目される様になる。そしてその頃から俺と綾乃は会う時間が少なくなった。
二年になり俺と綾乃は別のクラスになった。一学期の始めのうちは一年の時と同じように会っていたが、段々綾乃が俺を避ける様になって行った。
ある時、本屋に行こうとした俺は、綾乃が同じクラスの白石克己とホテルに入って行くのを見てしまった。次の日ショックで学校を休んだ。
でも俺の不運はこれだけじゃなかった。
休んだ次の日登校すると中学からの友人中島正則が俺を心配して声を掛けてくれた。俺は中島に日曜日見た事を話すと中島は綾乃と同じクラスで自分の彼女今泉薫から綾乃の事を聞き出してくれた。白石と綾乃は教室では仲が良く、明人の事は口にしていなかった。
俺は綾乃を諦める事にした。図書室には綾乃は来なくなった。
俺は一人で図書室で本を読んでいると同じクラスの一条紗耶香が話しかけて来た。
そのまま仲良くなり一緒に勉強や遊びもした。彼女は積極的で夏休み明けにはしてしまった。
三年になり、紗耶香とは一緒のクラスだったが、綾乃も一緒のクラスになった。白石とは別れたらしく俺に復縁を迫って来たが断った。
だが綾乃は白石を利用して強引に紗耶香を奪い、その時取った動画を脅しに俺と付き合う事を止めさせてた。
また振られたと思った俺は勉強だけに集中し、学年トップまで上り詰め全国模試でも二十位以内に入る様になっていた。
紗耶香が俺から離れた事で綾乃は俺に迫って来た。だが、白石が警察に捕まった事で新たな展開が待っていた。