田中芳樹を彷彿とさせる世界観・作風。骨組みが太い。

途中までですが感想をば

過去、様々なサイトにてアマチュアで拝読してきた作品のどれより、ファンタジーとして太く成立していると思います。

どの場面、どんな背景で、どういった経緯で今があるのか、その物語としての基本構造が成されない作品は残念ながら多数ありますが、こちらは全てが緻密に組まれている分、非常にクオリティが高いです。書籍化作品と並んでも不思議でないほどに。

ただ一点、個人的に横文字の多い作品が苦手なのがネックです。
海外作品やファンタジー系統の作品を読む上でどうしても苦手要素になる部分が、こちらの作品も含まれます。
相関図や地形図があると恐らく読みやすくなると思います。
ただし、上記の内容は私個人の読み方としての問題ですので、作品に問題は全くないです。

設定、キャラクター、歴史背景、世界観、全てにおいて不足している説明が無いと思いますので、読み物としては完成され切っています。
ただただ、電子媒体で読むよりも紙媒体で落ち着いて読みたい……その想いが強く残る作品です。
どうにかして紙になってほしい……

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