鏡に残された気持ち

強い共感覚<エンパス>を持つ、高校生の朔は怪奇事件を扱う探偵の樹神皓志朗の助手をしている。そんな彼らのもとを訪ねた今回の依頼人は、鏡に映る醜い姿の何かと「ムラサキカガミを忘れるな」という言葉に苦しむ女性。二人は、調香師の百花の協力を得て、鏡の向こう側の世界へと向かう……。

名古屋と怪奇現象、ときどきグルメな現代ファンタジー。

おなじみの三人のかけあいが楽しい。シリーズ前作のことを経た朔の成長が感じられてよかった。今回の事の真相には少し驚いた。依頼人の公佳さんにはこれからは良いことが沢山あって欲しいと願う。
良い作品だった。
シリーズの続きも読もうと思う。

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