水のように優しく儚く柔軟に力強く生きる生命の物語

砂漠の世界に語られる「水の蜂」。
すでに滅びたとされるその痕を探し、旅をする三人の青年がいた。
それぞれの事情を抱えながらも相手の事情とぶつかりあい、
より深く強固な関係を結んでいく姿が素敵でした。
とりまく人々もさまざまな思惑の中、彼らと敵対したり協力していきます。
戦闘では武器と水と炎を使う攻防が描かれ、迫力があってとても面白い。
謎が明らかになり優しい「約束」を思い出した時、きっと水は澄むのでしょう。
彼らの未来への一歩一歩が続いていくのだろうと、そう願います。

その他のおすすめレビュー

星見守灯也さんの他のおすすめレビュー426