第13話 遅刻
その日の夜は、急な仕事が入り、私は夜会に少し遅れてしまった。
然し、ここでは少しぐらいの遅刻は問題なく、暖炉のある部屋へ移るまでの間は別室で、それぞれがゲームやお喋りなど、お酒を楽しんでいるのだから。
私は、取り敢えずのビールをお願いして、それを飲み干すと25年もののマッカランをダブルで貰い、別室の暖炉のある部屋へ移った。
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