不自然な『推し活』の、うら側に秘められたもの

「ふうん?」という、怪訝な幼馴染のリアクションが示す、あたしの『推し活』の不自然さ。

本来なら手の届かない存在に対するアクティビティを、敢えてちょっとだけ距離のある先輩に向ける、あたしの真意とは。

シンプルな想いをシンプルに発信できずに錯綜する、この時期特有の仄苦いすれ違いを、鮮やかに綴るショートストーリー。