★★★ Excellent!!! 優しくなれる日常のヒトコマ 茂田 新 久しぶりにホッとするまともなものを読みました。 何気ない日常の1シーンをこんなに細やかに表現できるものなんですね。 もう一度読み返してみます! レビューいいね! 1 2022年10月29日 07:19
★★★ Excellent!!! 胸がキュッとなる最後 倉住霜秋 愛する人との尊い思い出は色褪せることはない。 私も祖母との散歩が好きだったので、どこか懐かしくなる文章でした。 ありがとう。 レビューいいね! 1 2022年10月28日 09:43
★★★ Excellent!!! 曖昧にぼやけるばかりの自我にも、奪いきれない尊い記憶が在る 北溜 「ついていく富子との荒川散歩は、いつしかつれていく散歩になった」 この一節に込められた悲しさと虚しさ。 それをあるがままには受け止められない微熱が漂う、行間に潜んだ祖母への想い。 微かな希望は、僅かに溢れ落ちる祖母のささやかな笑みの中にしか見いだせないのに、それを見逃さずに掬い上げる主人公、真由の暖かな慈愛。 隅田川と江戸川の華やかさに掠れがちな荒川を背景に、穏やかに綴られる、家族という見返りのない愛情を描いた、静かに胸に染みる物語。 レビューいいね! 1 2022年10月25日 00:58
★★★ Excellent!!! この流れはいずれ、海になる。 夷也荊 認知症の祖母と散歩をする主人公。おばあちゃん子だった主人公も、今では大人だ。しかし少しでも恩返しになるならと、こうして散歩に祖母を連れ出していた。 祖母は病気をしてから、表情がなくなり、感情を読み取ることも難しくなった。それでも、少しの表情の変化があった時には、主人公は喜びを感じていた。 散歩のコースには川が流れ、その川は海へと注いでいる。つまり、山と海をつなぐ流れこそ、この川なのだ。知識として知っていても、実感はわかない。 けれど——。 日常系の作品ながら、心温まる物語です。 是非、御一読下さい。 レビューいいね! 1 2022年10月24日 15:38