叶う叶わないの向こう側で、止まらない想いがある

はじめから報われないと、わかっている想いがある。
わかっていても、止められない想いがある。

寄せきれない距離感。
踏み込みきれないもどかしさ。
でもどこか、それでいい、そうでないといけないという、ダイレクトな気持ちと矛盾した謙虚さ。

傷つくことはわかっているのに、口から漏れる、留めることのできない熱を、絶妙な温度感で綴る、胸を締め付ける物語。

その他のおすすめレビュー

北溜さんの他のおすすめレビュー117