世界の起源に触れ、神の計らいを暴き、傭兵達の生き様に刮目してください。

美しいタイトルが多くを物語っているのですが、読み進めなければ意味は分からないはず。この世界の趨勢をぜひ見届けてください。とにかく面白いです!

第一章から早くも剣技・銃撃・体術・異能、なんでもありの激闘が繰り広げられるのですが、ここはまだ序の口っ!
第二章では序盤でタイトル回収が為されたかと思うと、そこから頂上クラスの決戦に次ぐ決戦が畳み掛けられ、息つく暇もありません!
そして第三章はどうやら「テトラ・オリジン」と「白銀の黎明」を探す流れになるようですね。…これだけでは私が何を言っているのか分からないでしょうから、とにかく読んでください!

主人公のリノンさんと相棒のアリアさんは、特殊な出自もさることながら、戦闘に際する冴えた思考や判断、大胆な行動力やキレのある台詞回しに痺れますが、一方で意外と抜けたお茶目な部分のある、とても魅力的なコンビです。
お二人ともすでに相当な実力を備えておられるはずなのですが、どうやらまだまだ伸び代があるご様子で、末恐ろしいとはまさにこのこと。いずれ神すら脅かすであろう、お二人の活躍にまずはご注目ください。

そして、もちろん味方側にも団長やミエルさんを始めとし、優れたキャラクターが何人もおられるのですが…敵キャラの濃さもまた尋常ではありません!
ただの雑魚かと思いきやとんでもない一芸を隠していたヴェンダー君、背中を預けたい漢No. 1のガレオン殿、どんどんヤバくなる暗殺者リヴァル、そしてテトラではないオリジン(←これも読んでいただければ分かりますが、ロマンの塊みたいな奴らです)であるアイザリアとシダー…まだまだ沢山!
誰も彼もがド派手に登場したと思ったら、まったく別々の運命を辿り、物語を鮮やかに彩ってくれます。

そしてなにぶん傭兵業界のお話ですから、敵が味方に寝返ったり、かつての味方が敵に回り…というアツい展開も盛りだくさんで、視点が切り替わる一人一人の動向から目が離せません。
彼らの流儀を、矜持を、そして何よりも命を懸けて戦うその姿を、どうかあなたの目で確かめてください。オススメです!

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