それぞれの《価値観》が他者に否定されることのない時代へ

現在マイノリティな価値観や御意見を御持ちのひとの声が段々とあがりはじめ、もちろん微々たるものではありますが、社会にも影響をもたらすようになって参りました。こちらの作家様が綴られる「こどもを授かりたくない」という価値観もまたそうしたマイノリティのひとつであろうと考えられます。
マイノリティの声がマジョリティに制され、なかったものにされる時代は終わりました。いえ、いまこそ、終わるべきです。

賛否両論あるでしょう。わたしもこちらのエッセイすべてを《理解》しているわけではありません。それでも、すべての意見を《理解》はできずとも、多様な価値観に寄り添い、尊重しあうことができるのが、人間の人間たるこころの「力」だとおもっています。
わたしはそれを「社会性」と呼びたい。
なにかを肯定することで、なにかを否定せずともいい、時代がきてほしい。

最後に。こちらのエッセイを投稿された「詩一さん」の勇気に、こころから敬意を表します。

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