江戸の町を時空を超えて俯瞰した物語は、読者をトラベラーにしてくれる。永泉とお栄の恋物語も、胸に沁みてホロリ。
何でも知ってる海石榴さんとのコメントの通り江戸時代の作者の知識が物凄い!しかしながら、とても読み易く、内容が頭にすっと入って来るという稀有な作者の逸品!書くのが極めて難しいと思われる北斎+娘の…続きを読む
箱めがねで水中をのぞくように、むかしの江戸の町の様子がくっきりと見えてきます。文章のキレがよいからでしょう。各所に散りばめられた江戸言葉(地口)も、おもしろい!北斎とお栄、父と娘の、ざ…続きを読む
90歳まで描きつづけてまだ死のまぎわに「あと十年、いや五年、描けたら本物の絵描きになれたのに」と残した「ほんもの」の絵かき・北斎。好敵手・馬琴と北斎の熱いやりとりの気持ちよさ北斎の代筆も…続きを読む
今から北斎と娘お栄の親子の物語を聞かせてあげようじゃないか。おやっ! 北斎を知らないと。あの有名な葛飾北斎を知らないと言うのかい。たまげたね、まず話はそこからだ。ここは江戸の町。ほら、タイ…続きを読む
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