身分違いの恋。そして、そこから始まる壮大な物語。

王女としてなに不自由なく育ってきた麻莉。いずれ国や王家にとって有益な相手と結婚することも、王女としての務めということで受け入れていました。

しかしそんな彼女の運命は、街で一人の楽師、リュウセイを見かけたことで、一気に変わりはじめます。
本当の恋など無縁と思っていた麻莉ですが、一目見た時から、心の中にはリュウセイが居座り続けます。されど二人は王女と楽師。身分の差が、二人の想いを引き裂くのか。

──というお話ではあるのですが、事態はそれだけでは終わりません。今まで書いたストーリーは、物語全体で見ればほんの一部。これから麻莉は、誰も予想だにしない数奇な運命に巻き込まれていくのです。
なにも知らない王女は、成長の果てに何を手にするのでしょう。

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