無知な王女は歌う旅人と出会い、本当の自分を知ることになろう……

王女、麻莉。
この物語の主人公たる少女は、政略結婚を是とする文化に流されて生きていこうとしていた。
しかし、偶然町中で歌う青年と出会う。

この出逢いが、彼女の全てを変えていく。

恋を知り、翻弄され、いずれは愛を知る姫君。
自らの運命を呪うことなく、まっすぐになすべきことを全うしていく姿には、神々しささえ感じられる。

幾度傷付こうとも、彼女の思いはただ、彼に向いている。

やがて物語は、思いも寄らぬ方向へと走り始めて――

中華ハイファンタジー、恋愛ファンタジーが好きなあなたに読んで欲しい物語です。

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