もどかしいブレーキを外してくれるのは、思い出の赤と緑

その人の力になれるのか、なれないのか。
それを決めるのは、決して『僕』ではない。
そして誰も、『代わり』なんて、求めてはいない。

触れてはいけないという思い込みは、きっと誰も幸せにはしてくれない。
呪縛と思っていたものは、時に、ただの大仰な思い込みだったりする。

それを気づかせてくれる、思いの詰まった赤と緑。

踏む必要のないブレーキを外せば、未来はどうにでも変えられるということ。

切なさの向こう側の切ない甘さを、噛み締めさせてくれる恋物語。

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