応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 火龍は熱を放つから火に弱いと。面白いッ!
    そしてアルシさんは観察眼に優れているのですね。パーティには必要な存在だぁ。

    作者からの返信

     これも常々疑問に思っていた事なのですが、ドラゴンがまるで“満を持して”火のブレスを吹くのは何故なのか?
     それは気軽に吐けるものではないからなのでは=かなりの負担を伴うからではないのか、と言う解釈でした。
     
     主人公の分析能力は一見して地味ですが、戦術的にも、魔法の構築にも大事な素養でもありますね。

  • Don't mind 01への応援コメント

    ウォルフガングさん、無能な味方感がバリバリしていますね。
    自分に原因があると自覚していないタイプや。

    追放事例0って、つまり追放だと自覚してないってことじゃないか。
    これは消極的クソだな(直球)

    作者からの返信

     ウォルフガングの、それこそ「純真な子犬系・弟分キャラ」に気味の悪さを感じていただければ幸いです。
     このあたりの、大事なお金の話を綺麗事でまぜっかえす様は、一昔前のMMORPGでの経験則や、ブラック企業で勤めていた時の経験則から着想を得ています。
     
     人間誰しも、確証バイアスなどにより、持論を“勝たせる”為に道理を曲げたがる性質はあるかと思いますが、
     そこに集団心理が加わって、自分達の内輪でしか通用しない馬鹿げた事を、そうとは思えなくなってしまった人達の恐ろしさ、と言うのがこの追放パーティのテーマでもありますね。


  • 編集済

    第1話 消極的追放への応援コメント

    (自発的にパーティを抜けたらそれは追放ではないのでは……?)
    (と思ったけど、アルシさんがパーティを逆に『追放』したという解釈もできなくはないか……)

    というのはさておき、これからぼちぼち読んでいきますね。

    作者からの返信

     感想、コメントの程、ありがとうございます。
     
     個人的に、よくある「お前はクビだ」と言う追放の仕方に常々懐疑的だった事から、自分で書いた結果このような形に落ち着きました。
     曲がりなりにも社会に根差した組織を運営していく上で、そのように証拠を残すようなやり方をしていては、上から目線でメンバーを追い出すような身分が固まる前に破綻しているのでは、と思い。
     
     また、こうした狡猾なタイプの方が見返し甲斐もあるかな? と。

  • エピローグ 娘への応援コメント

    緻密な世界設定の上に乗っかる個人的事情でしたね。
    ざまあ展開を淡々とした心情で、でもすっきりきっちり行っていく最後の展開は良かったのですが、子供を犠牲にしたのは私的にはちょっと抵抗がありました。エピローグで召喚魔法の結果再生していましたけど。
    でも、この少し不安というか苦い後味が聖竜の介様のテイストなのでしょうね。
    お疲れさまでした。

    作者からの返信

     読了ありがとうございます。
     
     主人公も人のため、正義のために動いた事もあれど、結局自分が勝手に認めた相手にしかその善意が向かない小市民だった事、
     そして、その一個人の私闘が、最終的には召喚魔法の事情を変える大きな事の一端になる……と言う感じですね。
     書いてみてわかりましたが、追放ものって視点が個人単位になりがちですね。
     
     
     ラスト数話は書いている方も心苦しく、何度も最初のプロットをねじ曲げようかと思いました。
     せいぜいハイデマリーが誘拐されて無事に救出された辺りに留めておくとか。
     しかし、主人公のテーマ的にも追放パーティのテーマ的にも、目を逸らさずに書かねばならないと、初志貫徹しました。
     縁の切れた過去の遺物に一番されたくない事を考えたら、こうなりました。
     
     これも一行でさらっと流しましたが、
     娘が死産だったのは、追放パーティが直接の原因では無い可能性は高かったりします。
     それを踏まえて終盤の主人公達を見ると……って裏テーマもあります。その可能性については、主人公もしっかり理解していますし。
     メルクリウスは初手であっさりやられましたが、主人公のした事は脅迫状でおびき寄せた相手に有無を言わさず拳銃をぶっぱなしたようなもの……と言えば、いくら本職の戦闘員でも反応しきれないかと思いますし、やはり、そんな事をやる方がサイコです。
     そう考えると「ざまぁを書こう」と思い立った筈が、結構初志からズレてしまった気もしますが……。
     主人公側にも悪い所がある……と言うのは追放ものとしてどうなのかなぁ、と。
     
     改めて、沢山の感想をありがとうございました。
     桁くとんさんの感想からは、色々盲点だった事にも気付けたと思います。

    編集済
  • ハンバーガーも美味しいですけど、トーストで挟んだだけでも美味しいですよね。

    作者からの返信

     バンズが手に入らず、トーストで代用した実体験から書きました。
     
     死ぬのが“人”に限らないので自主企画のご期待に沿えるか少し心配でしたが、宜しければ。

  • 老人問題の思わぬ展開。
    これは今後政治の大きな課題になりそうですね、独居老人の魔物化は。
    そしてとんかつパフェ、私は多分ダメ。
    パフェはパフェ、とんかつはとんかつなのだ。

    作者からの返信

    「魔物の発生率」としては大した影響は無く、仮に保護したとしても変異は阻止出来ないのですが、
     やはり、無から生じた他の魔物と違って元となった人間が居る点で政治的な面倒はあると思います。
     ただ、民間パーティが召喚魔法の術者(ならびにその協力者)を殺しても罪に問われない程度には人命が軽く扱われているので……誤魔化し誤魔化し、討伐されているのかも知れません。
     
     とんかつパフェは、モデルとなった品は本当にカツとパフェの相性が考え抜かれているのですが、それでもダメな人はダメなのでしょうね……。
     食べ物は見た目も味のうちですしね。
     私もクリームシチューかけご飯とか苦手ですね。
     それ専用のルーが一時期売ってて、ご飯と合うように考えられている事もよくわかるのですが。

    編集済
  • ああ、この存在ですね。
    コリゃ面倒くさいけど、まあ許すって感じのキャラですね。
    コイツ倒すには、思考を一瞬で停止させないといけない奴。
    面倒くさいですね。

    作者からの返信

     今回、相対したフライが派手すぎたのもありますが、攻撃面は案外地味なので、「必要なものを奪う」方向で脳をどうにか破壊出来れば何とかなりそうな気はしますね。
     さらりと一行で流しましたが、仮にも魔物を一撃で殺害している打撃力はやはり厄介ですが。

  • すり抜けを任意に止めて他の物体と重なって実体化したら恐るべき爆弾魔になる強敵ですね。
    倒せてよかった。

    作者からの返信

     ※いしのなかにいる※ネタでも度々懸念される問題ですね。
     今回の亡霊騎士は“通過”は出来ても他物質と座標が被る所での“停止”は出来ないのか、
     はたまた危険を避ける為なのか、あるいは逆にそうした応用が思い付かないのか。
     特殊能力を抜きにして純粋な挙動だけを見るに、知性は低い筈なので。

  • おおー、中継ぎ最強。
    セットアッパーの面目躍如。
    何かいいかも。

    作者からの返信

     初見orトドメを専門にするより、器用な事をしているかも。と思います。
     解析に特化した構成なのかも知れません。


  • 編集済

    グルメものが好きなので、長いタイトルと追放ものである事に若干の抵抗を感じながらも(ごめんなさい。テンプレ展開が苦手なもので……)、マジクックって、マジックアイテムをどう料理するんだろう? と興味を抱いて読み始めました。
    そうしたら、あらあら、面白くって一気にここまで読んでしまったのには、自分でもちょっとびっくりです。
    魔剣や、武器に魔力を込めるっていうのはファンタジーでは当然でしょうが、料理に特定の魔法を込める、食べた人が一定時間や回数、その魔法を使えるようにするとは、これまでに聞いた事のない発想です。
    料理に魔力を込めて美味しくするっていうのは聞いた事があったので、それ系かな、と思ってたんですが、いい意味で予想を裏切られました。
    まだハンバーグサンドとチーズピザぐらいしか登場していませんが、これから色々と美味しい料理が出て来るのでしょうね。
    魔法で動く四輪駆動車が有ったり、通信や広告が存在したり、騎士が鎧ではなく現代的な軍服というのもユニークな世界観ですね。
    これからも楽しみに読ませてもらいます。

    作者からの返信

     感想と、星をありがとうございます。
     実のところ、本作を立ち上げた切っ掛けは、創作論でテンプレ展開の事をあーでもないこーでもないと考察して行くうちに「自分でも書いてみなければ偉そうな事は言えない!」と思い立った経緯から来ています。
     そんな動機から始まりましたが、自分で書いてみるとやはり、見え方がまるで変わりました。
     もっとも、私自身テンプレものに関してはにわかも良いところなので、世の中の作品からするとズレていそうではありますが。
     
     私は、追放ものにおける「環境が悪かった」と言う論理自体は、概ね正しいと思っています。
     個人経営のパーティでは役に立たず、かつ、環境を変えれば化ける能力とは? その制約とは? と考えていくうちに移住先を軍隊に決め(軍隊とは装備が統一された方がなにかと効率が良いと思います)
     制約の方をどうするか、と考えた時に、私自身書いていて窮屈にならない“料理”に行き着きました。私も食べ歩きやグルメは大好物なので。
     
     世界観については、私にはハイファンタジーが書けないと言う弱点を念頭に入れて、思い切って“魔法文明の現代”にしました。
     俗に言う“ナーロッパ”と揶揄される表現は、書けないハイファンタジーを無理に書こうとする(orそれこそテンプレがハイファンタジーなので、世界観の選定も考えなしにやってしまう)
     所に起因すると思います。
     最近のファイナルファンタジーなど、有名どころのゲームもやっている事だし、むしろ現代に世界観を寄せた方が、追放ものとの親和性も高いのでは? と今回思いました。
     
     色々、心強い感想をありがとうございました。
     本一冊分のボリュームにおさめてあるので、今後とも宜しくお願いします。

    編集済

  • 編集済

    ハンバーガー(トースト)などの料理の描写が本当に凄くてお腹が減ってきてしまうほどリアルで最高です!!

    作者からの返信

     感想、そしてレビューもありがとうございます。
     主人公の魔法的な制約が、書いていて(読んでいて)窮屈にならないようにと、この形になりました。

  • Don't mind 03 没落への応援コメント

    出たぜー、自己陶酔型のクズ!
    すんばらしいクズっぷりを今後いかんなく発揮する序章ですね。

    作者からの返信

     don't mindの、これからの躍進にご期待下さい。
     ……と言う事を、当人は何の疑問もなく考えてそうなのが恐ろしい所です。

  • エピローグ 娘への応援コメント

     完結おめでとうございます。そしてお疲れさまでした。
     このエピローグも色々と考えさせられる点が多かったです。追放された主人公が最終的に望んだのが「妻子との幸せな日々」だったという点からもこの物語の深みを感じます。
     後はやはり、世間には解りやすい悪人は案外少ないって事ですね。保身とか欲望とかその他もろもろが絡み合って「普通の人」がえげつない事を結果的に行ってしまう……という事を強く思いました。
     実は私は創作論からやって来た読者なので、素直に物語「のみ」のコメントではない部分も多々ありました。そこはちょっと申し訳ないかもです。
     主人公一家の幸せを切に願いたくなりました。

    追記:抜けたまつ毛は根元の方が眼球に刺さると痛いです(実体験)
     

    作者からの返信

     色々と応援、読了頂き本当にありがとうございました。
     一年弱、創作論で書いてきた事の答え合わせの意味もあったので、あちらを読んで頂いた上での感想も、大変参考になりました。
     
     don't mindは露骨に描写してきましたが、集団心理と恣意的な正義感だとかは本当に人の知性を下げてしまう、恐ろしいものだと思います。
     この中で、金の踏み倒しを糾弾していたジェイのような、ちゃんと自分のある人も居る事も忘れないようにしたいな、と思います。この辺りは、現実で見たことのある光景をベースにして居るので。
     それと、作中ではさらりと流しましたが、娘が死産だったのは、実際のところdon't mindのせいでは無い可能性も大いにあると考えると、主人公の終盤の行動も……って感じです。しかも「あいつら関係ないのかも知れないけど」って明確に気付いているのに。
     主人公の語り口も、むしろ平時は真面目だったのに、そこだけ若干コミカルになってたのも書いていて怖かった所です。
     まあ、私的に逮捕して監禁する行為はやはり犯罪であり敵対行為で、出産控えた夫婦にそれやったら、反撃されても文句は言えませんが……と言う考えもまあ私刑ではありますが……。
     
     一家はこの先、心配の種はあるにはあるけど、それはまあ何処の家庭も同じではある、と折り合っていければ時間が解決してくれると信じたいですね。
     この一家は、書いている方としても幸せを願わずには居られませんでした。
     あと、睫毛は私の実体験でもあり、子に継承されたのもそこから来ているのですが、手が塞がってる時に限って刺さるので厄介ですね。
     
     

    編集済
  • 第37話 速やかな異物除去への応援コメント

     メルクリウスって、実は「真なる」テンプレ接待ものでは主人公を張るようなキャラクター(その境遇やハーレム的な要因から思いました)であり、今作では敢えてそれらを風刺する意味合いで敵役になったのかなと感じました。
     とはいえ、彼らの思考の異常性もさることながら、既にプッツンした主人公もそれはそれで恐ろしいですね。
     的外れな推論だったら申しわけありません。コメントを削除していただいても大丈夫です。

    作者からの返信

     創作論にて考察した、過去作の“追放リーダー”が、狙ったわけでも無いのに接待ものの主人公みたいになってしまった……と言うのを、今回は意図的に強化した感じですね。
     案外、メアリーやライラのような人って現実にもあり得るのかも知れません。
     エレノアはちょっと悪ノリしましたが。
     
     主人公が感情の希薄な殺人マシーンと化したり、ハイデマリーのキレかたが彼女をイジメてきた人達と同じ(もっと言えばメルクリウスと言動が一部被っている)
     のも、実は裏テーマとしてありますね。
     監禁されていたのはハイデマリーの方だから分かりにくかったのですが、力に溺れて弱者をなぶっていたのは、ある意味で彼女の方だったりします。
     状況が状況だったし、相手がウォルフガングだったから傷付かなかったものの、場合によっては人を死に追いやる。
     自分が傷つけられた言葉をラーニングして、他の場所で意図的に使うのは、相当の敵意だと思います。
     我が子を守るため、と言うお題目にはそんな危険もあると思います。
     考えるほどに難しい問題です。

    編集済
  • 斑猫です。
     ちょっと追いかけるのが遅れてしまいました。
     数話前の不穏なワードから畳みかけるような怒涛の展開でしたね。
     実は私は真なる追放ものの展開に詳しいわけではありませんが、ここまで凄い展開になる作品は珍しいと思います。無論、各登場人物のリアリティを保ったままで。

     そう言えば33話以降からタイトルの末尾が「、」なのも意味深ですね。
     
     好き放題コメントしてしまいました。失礼いたします。

    作者からの返信

     あと二話で終わる見通しなのですが、今回の作品はかなり駆け足になりましたね。
     今まで自分の過去作の中で「あっさりしてるな」と思っていた作品すら、結構ダラダラ書いてたんだなと思いつつあります。
     まあ本作は本作で、再会~結婚までの積み重ねをもう少しした方が良いかな……と迷いはしましたが。
     正直、ここ数話は書いていて心苦しさも感じ、何度か無理矢理ねじ曲げたくもなりましたが、恐らく書いていてそう思うのは「確かな手応え」なのだろうと思います。
     色々、貴重な事が掴めてます。

     タイトルの「、」も、ちょっとした仕掛けですね。
     これが終わった時……って感じです。

  • こんばんは、斑猫です。
     スコップエッセイにて紹介文をアップしましたのでご報告させていただきます。
    https://kakuyomu.jp/works/16816452220451627150
    (最新話の部分です)

     誠に勝手ながら、創作論の方も軽く紹介させていただきました。創作論から読み始めた身としましては、こちらの作品のみならず、創作論も読んでいただきたいと思いましたので。
     拙い紹介文ですが喜んでいただければ幸いです。

    作者からの返信

     こんばんは。紹介文の方、只今読ませて頂きました。本当にありがとうございます。
     最初に「追放事例は0件だ」を持ってきて頂いたのがまず嬉しかった所です。
     
     考えを纏める時間と、本作がラストスパートに入っており、完結直後にまた考えが変動する可能性もあるので、
     後日、考えを纏めてからコメントに伺います。
     
     あらためて、ありがとうございます。
     まずはお礼まで。

  • 斑猫です。
     おめでたい感じに話が進んだと思いましたら、最後の4行がものすごく不穏な感じがするんですが……
     連載中ですし、まだ何かありそうな気配がしますね……

    作者からの返信

     メタ的な事を言うと、まだ消化不良な所が幾つかありますからね……。
     
     かなり駆け足になった気もしますが、本作の執筆を通して良くも悪くも「無駄の無い書き方」が身に付いた気はします。

  • 第31話 借り物の力と無謀への応援コメント

     斑猫です。
     成程、これがハーレム展開ですかね(違う)
     得た力をどのように扱うか、これについては私も結構色々と考えますね。
     ちなみにSNにある創作論では、「力はどのように得たかではなくてどのように向き合い扱うかが重要」とありました。

    追記:エッセイのアップの方は数日~1週間程度かかるかもしれません。
     アップ次第別途ご連絡いたしますのでご了承願います。

    作者からの返信

     エリシャ・ミシェールとの関係をもう少し宙ぶらりんにするべきか、かなり迷いましたが結局この形になりました。
     書きながら「ミシェールとお店やれば良いじゃないか!」「勢いでエリシャとくっつけ!」と何度も誘惑にかられました。
    「複数の女の子に好意を寄せられ、鈍感な主人公に対して相手の方から告白してくる」
     これ以上を、納得の行く形では出来ませんでしたね。
     器用に立ち回り、キープしておいて都合良く入れ換える。
     それではメルクリウスと同じですからね。ダメなハーレム要素はそちらに一任することにします。
     とはいえ、夢のない話をしますが、エリシャとミシェールが立て続けに振られた直後にこのオチは、それはそれで作為的になってないかと心配ではありますね。
     ハイデマリーとの関係が急展開なのは、一応、実際の経験則からなのですが……。
     本命の相手の時に限ってバカになるのは。
     
     力とは得た後の方が大事だと思います。
     どう向き合うか、と言うのは私も常に考えるよう心掛けていますね。
     それが無いと、やはりただの人殺しです。
     魔法をロケットランチャーだとか火炎放射器に置き換えると良く分かるのですが。
     
     エッセイの方も楽しみにしております。
     斑猫さんのお陰で、本当に励みになっております。

    編集済
  • 第30話 賢者とはへの応援コメント

     サーモグラフィー的な事も魔法として再現できるんですね。興味深いです。
     異世界もので「剣と魔法のファンタジー」である部分も多いですが、スチームパンク(魔法と技術が両立するみたいなファンタジー)としての要素も多分にあるなと思いますね。
     
     さて話は変わりますが、拙エッセイに今作を紹介したく思っておりますがいかがでしょうか?
    ※「創作みちしるべ」ではなく小説紹介に特化したエッセイの方でございます。

     ご迷惑と思われたら断っていただいても大丈夫です。

    作者からの返信

     何気に、ハイファンタジーでは無く「架空の現代」を選んだメリットはこう言う所にもあると思いました。
     自己投影が鍵となるテンプレものでは、やはりこの方が親和性が高いのでは、と思いますね。
     他にもどの程度の割合の方がやっているのかはわかりませんが。
     
     紹介の方、とても嬉しく思います。
     ぜひ宜しくお願いします。
     

  • 第27話 魔法食の弊害への応援コメント

    斑猫です。
     月並みな感想になって恐縮ですが……面白いですね。
     異世界を舞台にしたヒューマンドラマを見ているような気分になります。
     竜の介様の繊細さや人間の心理・精神的な部分の詳しさも滲み出ているように感じます。
     私が小説の中での登場人物の心の動きに興味を持つため、「合う」と感じるのかもとも思いました。
     

    作者からの返信

     いつも心強いコメントをありがとうございます。
     復帰後初の長編、かつ、初めての挑戦の中で、本当に励みになっています。
     お陰様で失速の予想された水神さま~魔法不能症の所を切り抜け、完走まで滞りなく行けそうです。
     
     やはりこうしたジャンルは特に人物が記号化しがちで、そうならないよう気が引き締まりますね。
     それでも時に記号に引っ張られそうになる辺り、テンプレものの質が落ちやすい病巣はここにもある気がしました。
     エリシャ、テオドール、ミシェール、いずれも構想当初は、今よりもかなり単純でありがちなキャラクターをしていました。
     やはり“人”を描けるよう心掛けたい所ですね。

  • 斑猫です。
     魔法不能症はこの物語(もしくは魔法がある世界)ならではの症例だと存じておりますが、実際にありそうと思わしめる描写が巧いですね。
     あと女性ばかりの職場での世知辛さというものもさり気なく書かれている所も「大人向け」だなと感じました。
    ※私は度々「大人が直面する世知辛さ」を描写した作品を「大人向け」と評する事がございます。

    作者からの返信

     魔法不能症の「治療の手立てが暗中模索」な苦しみと言うのは、現実の不妊治療にも当てはまると思います。
     最初から諦めがつく方が、時には早く意識を切り替えられるのかな、と。
     私も過去に女性の職場で働いた事があるのですが、その経験が忘れた頃の今に生きた感じがします。

  • 新生Don't mind 03 傍観への応援コメント

     エメリィさん滅茶苦茶すぎて却って面白いです。
     そう言えば昔の作家も「分からず屋が世界を変える」みたいなことをおっしゃってましたので、彼女もその口なのですね。
    ※ナチュラルに「彼女」と呼んじゃいましたが、本文中でも「彼女」と表記されてましたね。
     そして瞬間移動の解釈も出てきたので「ああ、創作論の話だ」と思いました。
    もしかすると、竜の介様の創作論を読んでる人と、この作品単体を読んでいる人とでは感想も微妙に違うかもしれませんね。

    作者からの返信

     人の思考が実体化する世界では、究極こう言う事もあり得て恐ろしい、と言うテーマの人物ですね。
     メルクリウスと本質的には大差ない筈なのですが、そう成り切れる差だとか、思考強さの差……魔法的な才能の差だとかですかね。
     メルクリウスの方はやり方が姑息で雑念が多いのもありますが、こちらのエメリィは純度100パーセントですからね。
     どれだけ自己中でも、メルクリウスどまりになるのが普通と言うかエメリィが生まれる以前は摂理ですらあったのですが。
     結果、そうした「わからず屋の~」を体現した形にもなりましたね。これも一歩間違えればナチュラルに主人公として書いてしまいそうと言うか。
     結果的にご都合主義の塊みたいな人になってしまいましたが、彼女と言いフライ准将と言い、ここまで滅茶苦茶だと、書いてる分には楽しいです。
     
     私の考えとしては、やはり個々の性自認に合わせて呼ぶべきだと思っているので、三人称となるDon't mind視点では“彼女”と呼んでいます。
     逆に、主人公の一人称視点では男扱いですね。
     
     あちらの創作論で書いていた事の集大成と言う事もあり、被っている内容が結構出てきていますね。
     あちらを読んでいるかいないかでギャップが生まれそうなのは、こちらでも感じておりました。
     前回、サイコブラックを書いていた癖が出ていたのもそうなのですが、別に書いていた作品で付いた癖って結構無意識に出たりもするんですよね。
     それありきにならないよう、気を付けねばとも思います。

    編集済
  • 斑猫です。
     創作論で度々言及なさっていた「彼女」のお出ましですね……
     周囲の皆様の慌てようから、彼女の強さが垣間見えてますね。
     

    作者からの返信

     この物語としては話が大きくなりすぎるかな? と思って出すかは迷いましたが“最強”について考えるにも良い機会だし、出てきて貰いました。
     今回のフライ准将の時点でやり過ぎな感はありますが……。
     周りの騎士達の反応は、もはやオバケやUFOを直視したレベルですね。

     ちなみに、序盤で街頭に流れていた化粧品のコマーシャルで彼女の会社が既に出てきていますが、こちらは極めて善良でまともな経営をしていたりします。
     強引な商売は一切していませんし、社員の扱いも(大手の余裕もあり)ホワイトそのものですね。
     状況的に、描写する暇は無さそうですが。

    編集済
  • 新生Don't mind 02への応援コメント

    斑猫でございます。
     この回だけホラーだと呼んでも遜色ないほどだと感じてしまいました。
    ※個人の感想です。

     前回のコメントの事を思いますと、「倒した」と強調している所に、この光景の恐ろしさを読み手に向けようとなさっているなと感じました。的外れな意見だと申し訳ないです。
     以前私は事の重大さを示すために「斃す」を使うと申し上げましたが、行っている事の認識をどうとらえるかで「倒す」と使うのもアリだなと感じた所存ですね。
     ちなみに私も作中で登場人物が生き物を殺害する行為は「重い」事だと感じる性質ですね。

    作者からの返信

     実は斑猫さんの前回下さった感想に返信をしていて、土壇場でこの“倒した”連呼を思い付きました。
     こう言う機転が生まれうるのも、ネット小説の良いところかも知れませんね。
     誠にありがとうございます。
     
     おっしゃる通りで、このパーティはもはや(サイコ)ホラーの産物であり、冗談抜きで「今書いてるのサイコブラックだっけ?」と錯覚しそうになりました。
     しかも、メルクリウス以外は基本的に精神がまともだと思います。(ウォルフガングはやや怪しいですが)
     メルクリウスのような人を盲目的に慕い、出来上がったぬるま湯に依存しているウォルフガングのような人たちは、真人間であるにも関わらず、簡単にこうした殺戮集団になると考えます。 
     私は、人が人を殺めないストッパーは基本的に二つだと思っています。
    「罰を受けたくない保身」
    「道義を守る自制心」
     どちらかが欠けていた場合、もう一方が欠けた時点でその人は人殺しになりかねない。
     だから、私はメルクリウスは元より、このパーティの誰一人として絶対に関わりたくありません。
     
     そして、今回のような戦闘シーンは、そんなつもりが無くても描いてしまう危険があると思います。もちろん、こう言う私も含めて。
     今回、メルクリウス達は“社会通念上”何も悪いことをしていません。主人公を追放した事も含めて。
     台詞も、場面さえ違えば王道のものばかりを喋らせました。
     今回のような戦闘シーンを、カッコいいだとか、正義だとか思い込んでしまわないようにも、やはり「倒した」と「殺した」の違いは意識したいと思う所です。
     
     ちなみに前回の主人公視点での“不殺”と対になっているエピソードでもあるのですが、あちらはあちらで難しいものでした。


  • 編集済

     斑猫です。
     確かに正社員とパート員との関係性って微妙ですよね。年功や実年齢を無視して、正社員>パートとなる事がままありますし。
     とはいえ今回は女性同士だった事と、パート員の方が大人だったので丸く収まった感もあるかもです。

     あと、個人的には魔物を「殺す」と表記した事、チートを「反則」と書いたところが良かったと思います。やはりその、魔物とか妖怪とかの討伐って相手が害悪であっても「重い」事ですからね。それと私はチートはよく「イカサマ」と意訳してます(笑)

    作者からの返信

     描写されていない所では、内心ミシェールを嫌っているパートさんも居そうですね。
     本文に出てきたのは親世代の人ばかりでしたが、ミシェールより少しだけ歳上の人とか、多分、なまじ感性が近い分寛容になれないでしょうし。
     それにしても表面化しないのは、ひとえにミシェールが相応以上の結果を出しているからだとは思いますね。
     シンプルな話、結果さえ出していれば(上が認めていれば)不満があっても言えないですし。
     
     ちなみに、私個人は「倒した」と言う表現が好きではなく、命を奪った場合は対象に関わらず「殺した」としています。
     ちょっとした事ですけど、重みがかなり違ってくると思います。
     作品の始まったきっかけがテンプレ書いてみよう、と言うのもあり、チートやレアスキルなど頻出ワードの独自解釈は意識的にやってみたりもしています。

  • 斑猫です。
     幼い頃のエリシャが悩まされてたのって「せ」から始まる病気ですかね……
    ※違ってたらすみません。的外れな意見だと流して下さいませ。

     こどもビュッフェといい彼女の過去の境遇と言い、ますます現実世界にリンクしている感がありますね。
     現実世界にある問題を、現実世界以外の要素で語ろうとする時に異世界を舞台にする場合、案外現実世界とリンクする所があった方が読みやすいのかもしれないと、このお話を読みながら思いました。

    作者からの返信

     ネタバレに支障の無い範囲で説明すると、エリシャ自体には何ら問題はありませんでした。
     元パーティを経験した上での現在の主人公が「そう言う事もあろう」と達観していると言う事は、彼女の親も本質的に……って感じですかね。
     
     基本的に本作は「魔法が文明の中心となったifの現代」であるので、正直、色々とやりやすいですね。
     皆さん、惰性で中世ファンタジーを選定しているのかも知れませんが、それこそ近年のFFやテイルズオブ~シリーズみたいにフレキシブルな世界観でやった方が楽なのにな、と思います。

    編集済
  • 第12話 リカバリー症候群への応援コメント

    回復魔法のデメリット、地味に恐ろしいですね。
     しかし回復できるなら多少のリスクは大丈夫、となるのも心理的に納得できる気も致します。

    追記:こちらの作品、フォロワーが結構沢山付き始めてますね。やっぱり追放ものって流行なのかもしれないと思った次第でございます。

    作者からの返信

     痛みや大怪我(人体欠損レベル)への恐れと言うのは、大事な防衛本能だと思います。
     本来、取り返しのつかなかった筈のそれが容易に取り返せてしまう、と言うのは知らず知らずのうちに、こうして人を蝕むのではないかと思いました。
     主人公自身、リカバリー症候群が何であるか熟知していたにも関わらず、自分が該当する事にこの瞬間まで気づかなかった。
     何にしろ、惰性と言うのは最も恐ろしいものの一つと考えます。
     
     アクセスとフォロワー数が、今までのどの作品よりも勢い良く伸びています。
     正直「そりゃ皆書くわな」と思いました。
     ただ、ハートやコメントはあまり付いてない感じですね。
     相変わらず、本編よりも追放側視点の話が異様に伸びている事と言い、この辺は何だか面白い作用が働いていそうな気がします。


  • 編集済

    第9話 刀と予知能力の話への応援コメント

    斑猫です。
     八和国……字面的にも読み的にも何処となくどこかの国を連想させて風情がありますね(すっとぼけ)
     それにしてもダイミョウとかゲイシャとかニンジャが架空の魔人扱いというのがツボに入りました。Nロッパをベースになさっているとは思うのですが、やはりセンスと言いますか、独自性を出そうとなさっている所を感じます。

     余談ですが、北欧の人って今でもニッポンにサムライとかが生息すると信じている人もいるらしいです。

    追記:痛風と大きく書かれていたんですか……そう言えば欧米人が「クールな単語が書かれたTシャツ」として「冷蔵庫」と書かれたシャツを着ていた、という話を思い出しました。

    作者からの返信

     刀を出したくて“極東の島国”を使う事がよくありますね。
     後々描写するかはわかりませんが、魔法通信のルーツも八和国にあります。
     やはりこの辺の設定は、ウィザードリィの影響が強いです。

     まさしく、エルダー・ダイミョウは「欧米人の勘違いした日本観」が具現化したものですね。
     サムライ、ニンジャ、ゲイシャのくだりは自分でやっといて、自分でも笑ってしまいました。
     話が脱線するのでやむを得ず省略したのですが、エルダー・ダイミョウは“痛風”と大きく書かれたキモノ・ローブを着用しており「さながら、苦痛を運ぶ死の風!」と恐れられていたと言います。
     
     今作の魔物のメカニズムによって実現したエピソードだと思います。
     また「完成品の装備が都合よく出てくる」理由付けにもなったかな、と。

    編集済
  • 私は思うんですけど、本当に賢い人間がキーマンとなっているパーティなら、主人公の価値が判ると思うんですよね。なぜなら、主人公の「ストック」は、要するに「命綱」ですから。

    別にファンタジーに限らないですよ?
    カッコ悪いとか面倒とか金がかかるとかで、ハーネスをしない建築作業員や、ライフジャケットをしない漁師とか、毎年毎年、何人も死んでます。

    ただ、彼らには、ざまぁ、とは言えないだけのことです。

    作者からの返信

     私も基本的に、プロとは馬鹿ではないので「使い方次第で化けるレアスキル」なんてものがあったら、とっくに解析されて、使い道も明らかになっているものだと思います。
     もし、リーダー(経営者)にそれを見抜く力が無かったとしても、業界、ひいては人類で共有されているでしょうし。
     ちなみに、主人公の魔法はメルクリウスのパーティには全く不要なものでした。
     マジックアイテムには頼らない土地柄であり、そもそもメルクリウスらは主人公よりも高位の魔法をノーリスクで無尽蔵に使えるので。
     私もこの作品を書いてみるまでは思っていなかったのですが「自分が評価されないのは環境のせい」と言うパターンは、一部、正解な気がしています。
     それこそ「賢くない人間」が、なまじある面では要領よくやってしまった結果が、現実のブラック企業だったりすると思うので。
     ただし、元パーティよりはむしろ主人公の落ち度であるのは、フライ准将が指摘した通りです。
     例えるなら、建設現場でせっせとパンを焼いて従業員のお昼ご飯に提供していたようなもの。
     ベーカリーなりホテルなりでやれ、と言う感じですね。
     後、今は匂わせる程度に留めてありますが、主人公は魔法とは関係の無い所で人とズレており、元パーティが途端に落ち目になったのもここにあります。
     ……が、これもメルクリウス達に非は無いと思います。
     
     今回、思うところがあって「ざまぁものに挑戦しよう」という動機から始まってるのですが、
     書く前からの私の予想どおり、主人公は元リーダーらの事に、もう見向きもしていないんですよね。
     多分、パーティが壊滅した事を聞いても無関心だと思います。
     もしかしたら、少しでも仲のよかった元同僚が居たなら、それを嘆いたり、メルクリウスの不手際のみに怒ると思います。
     いくら嫌いでも愚かでも、人が亡くなってざまぁとは言えないと言うのは同感です。
     そうなると、このジャンルに挑んだ意味とは? と悩みどころでもありますが……そこはまた、色々見えてきたと思います。 
     
     ざまぁものって、読者の自己投影を狙っているようで、実は微妙なギャップがある気がしています。
     他人事だからこそ、少し嫌いになった相手の不幸を喜べるような。

    編集済
  • こんばんは、斑猫です。
     話の本筋から逸れたコメントになりますが、大学生とか大学研究室の職員(ポスドク・研究員)の方々が若々しく見えるというのは真実なのですよね。
     斑猫は大学四年の時に理系の研究室に在籍しておりましたが、研究室にいる先輩(院生)や指導係(ポスドク)の方たちは20代半ば~30代前半なのですが、若々しくある意味世間ずれせず純真な雰囲気を持っている事にある時気付いたのです。
     当時就職活動も並行して行っており、同年代の社会人を観察する機会があったのですね。そこで「大人」になっている社会人を見て、先輩たちとは違うと気付いたわけです。

     また、就職してからは18、9の若い子が働くのも見ておりますので、やはり「大人」になるのは外的環境も結構影響するのだなと思った次第ですね。
     あと、同じ職場で働いているから視野が狭くなってしまう、というのもあるあるだろうなと思いました。

    作者からの返信

     こんばんは。感想をありがとうございます。
     そう言えば、このフライ准将を書いていた時、確かに何となく、高学歴かつ就労経験ゼロ(バイト含む)の友人の顔が思い浮かびました。全く、モデルにしたつもりはないのですが。
     エリート家系で生まれた瞬間から調整を受け、それなりに実戦を積んだメルクリウスでも、雷・火の二属性に限定され、威力もフライの“戦略級”に及ばない事を考えると、この人物には明らかに「人間性のどこかで代償を支払っている」感じがありますね。
     
     創作論でも何度か「レアスキルなんてものがあったら、とっくに解析されている。人類ナメたらあかん」みたいな事は書きましたが、
     技術・ヒト・場所の組み合わせによっては見落としが起こりうるのは身に染みているので、この形に落ち着きました。
     アルシの能力は、フライの指摘どおり、まあ他のパーティでも役に立たなかったと思います。
     軍属でなら、また勝手が違うかと思います。
     

    編集済
  • Don't mind 03 没落への応援コメント

    斑猫です。
     連日コメント失礼します。
    「見えざる猟犬」ってクトゥルー神話の「ティンダロスの猟犬」を想起させて、クトゥルー神話好きには良かったです。
     あと、ビジネス関係の組織で友達っぽいノリってやっぱり後々破綻するよなぁとも思いました。
     ビジネスライクな立場というとドライかもしれませんが、私情が挟まない分変な期待もしないので却って良好な関係になるのではないかと個人的には思います。
     ではまた。

    作者からの返信

     いつも本当にありがとうございます。
     暗中模索でやっていると、本当に心強く思います。
     
     猟犬の名前は、わかりやすいのを脊髄反射で付けたのですが、確かに似てますね。
     あちらのようにオカルトな能力はありませんが、以前創作論で考察した「獣と人間の格差」をうまく書ければな、と思っております。
     あと、当作品の魔物の性質上、もしも「世界の真理」に触れてしまった人が居たとしたら、クトゥルフ神話的な、知覚する事すら困難な“何か”が出てくる危険も大いにあり得ますね。
     この辺のことも、後々問題に挙がります。
     
     ボランティア・本職・ネットゲーム……いずれのケースを見ていても、
     仕事は最初から馴れ合う土壌があると、まずうまく行きませんね。創作論でも書きましたが、インテルのような犬猿の仲の方がうまく行く事が多いと思います。
     明らかに人間性の破綻したメルクリウスはある意味仕方がないとしても、私としては本当に罪深いのはレインやユーデト、そして元メンバーのライラ達だと思います。
     特にレイン。それを助長し、メルクリウスを諌める意見への障壁を買って出ておいて、自分が不利になると……というのはリアルに見掛けるものですね。
     
     追放側の自滅で没落、「僕はやっぱり評価されてなかっただけなんだ!」
     と言う有りがちな形になりましたが「起こるべくして起きた、必然的な自滅」になっていればな、と思います。
     端から見ると、ご都合主義の自滅と見分けが付きづらいかな? と思っているのですが。

    編集済
  • 斑猫です。
     主人公は一応はヒロインと二人きりで行動しているのですが、どうあがいても恋愛……ラブコメ的展開にならなさそうなのが良いですね。
     もう本当に仲間同士という関係性は個人的に好きです。

     ここから更に仲間とかが増えるのか、今後の展開も期待が持てそうです。

    作者からの返信

     如何せん、行動を共にしていた期間と動機から、両者とも恋愛方面に目を向ける余裕は無かった感じですからね。
     省略された部分の日数もそれなりに経過しているとは言え、やはり恋愛には時間と慣れが必要だと言う所は意識しました。
     それでいて、バイトみたいな書かれ方をしているとは言え、一戦一戦が死闘なので、それをお互いの技術を活かし合って共に乗り越えたこの信頼関係は、戦いのない日常では生まれないだろうな、とも思いました。
     
     主人公の能力の関係上、人との繋がりが鍵になり、一応、軍組織に内定が決まった感じなので、これからも出会いはありそうですね。

  • 斑猫です。
     自家用車とかハンバーグとか菓子パンとか、現世にもある物が普通にある世界観なのは面白いですね。
     創作論を見ていた頃から思ったのですが、聖竜の介様って結構グルメ好きなのでしょうか。

    作者からの返信

     世界観設定に関しては何れ創作論のネタにもしますが、私は中世ハイファンタジーを書くのが苦手なので、すっぱり「機械の代わりに魔法文明が栄えた現代」にしてしまいました。
     この時点でテンプレらしからぬ事をしてしまっている気もしますが……。
     テンプレには、私のように、中世を書けない人のため、という側面もあるのかもしれませんね。
     
     書けない細部で足止めを食うより、書きたい所だけに力を入れて、省力化出来るところはする。今回の作品に限らず、モチベーションが続くために時には必要な気がしました。
     
     ちなみに主人公の魔法起点が料理なのも、ご推察の通り、趣味ですね。
     好きなものを主人公の能力にすると、これまた書くのがやりやすい事がわかりました。
     投稿ギリギリまで、主人公の能力がこれで良いのかは迷いましたが。
     

    編集済
  • 第1話 消極的追放への応援コメント

    斑猫です。
     何と言いますか……リアリティが立ち上ってますね。いい意味で。
     給与額が現世換算で11万円~13万円程度(前月は16万~18万相当)というくだりも本当に真に迫ってますね。

    作者からの返信

     魔物駆除パーティの社会的な立ち位置はもう少し後で改めて説明されるのですが、
     現実で言えば、危険手当てやら防疫作業手当てやらが出て然るべき仕事に対する給与がコレと言うようなものだったりします。
     こんな事をしているのは、恐らくメルクリウスのパーティくらい(あとは、本当に経営カツカツな小規模)ですね。
     
     基本的に追放側の誰も「(表向きは)悪いことをしていない」と言うのがコンセプトなのですが、こう言うファジーな所でナチュラルに狂っていますね。

    編集済