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グルメものが好きなので、長いタイトルと追放ものである事に若干の抵抗を感じながらも(ごめんなさい。テンプレ展開が苦手なもので……)、マジクックって、マジックアイテムをどう料理するんだろう? と興味を抱いて読み始めました。
そうしたら、あらあら、面白くって一気にここまで読んでしまったのには、自分でもちょっとびっくりです。
魔剣や、武器に魔力を込めるっていうのはファンタジーでは当然でしょうが、料理に特定の魔法を込める、食べた人が一定時間や回数、その魔法を使えるようにするとは、これまでに聞いた事のない発想です。
料理に魔力を込めて美味しくするっていうのは聞いた事があったので、それ系かな、と思ってたんですが、いい意味で予想を裏切られました。
まだハンバーグサンドとチーズピザぐらいしか登場していませんが、これから色々と美味しい料理が出て来るのでしょうね。
魔法で動く四輪駆動車が有ったり、通信や広告が存在したり、騎士が鎧ではなく現代的な軍服というのもユニークな世界観ですね。
これからも楽しみに読ませてもらいます。
作者からの返信
感想と、星をありがとうございます。
実のところ、本作を立ち上げた切っ掛けは、創作論でテンプレ展開の事をあーでもないこーでもないと考察して行くうちに「自分でも書いてみなければ偉そうな事は言えない!」と思い立った経緯から来ています。
そんな動機から始まりましたが、自分で書いてみるとやはり、見え方がまるで変わりました。
もっとも、私自身テンプレものに関してはにわかも良いところなので、世の中の作品からするとズレていそうではありますが。
私は、追放ものにおける「環境が悪かった」と言う論理自体は、概ね正しいと思っています。
個人経営のパーティでは役に立たず、かつ、環境を変えれば化ける能力とは? その制約とは? と考えていくうちに移住先を軍隊に決め(軍隊とは装備が統一された方がなにかと効率が良いと思います)
制約の方をどうするか、と考えた時に、私自身書いていて窮屈にならない“料理”に行き着きました。私も食べ歩きやグルメは大好物なので。
世界観については、私にはハイファンタジーが書けないと言う弱点を念頭に入れて、思い切って“魔法文明の現代”にしました。
俗に言う“ナーロッパ”と揶揄される表現は、書けないハイファンタジーを無理に書こうとする(orそれこそテンプレがハイファンタジーなので、世界観の選定も考えなしにやってしまう)
所に起因すると思います。
最近のファイナルファンタジーなど、有名どころのゲームもやっている事だし、むしろ現代に世界観を寄せた方が、追放ものとの親和性も高いのでは? と今回思いました。
色々、心強い感想をありがとうございました。
本一冊分のボリュームにおさめてあるので、今後とも宜しくお願いします。
おおー、中継ぎ最強。
セットアッパーの面目躍如。
何かいいかも。
作者からの返信
初見orトドメを専門にするより、器用な事をしているかも。と思います。
解析に特化した構成なのかも知れません。