こんばんは、斑猫です。
話の本筋から逸れたコメントになりますが、大学生とか大学研究室の職員(ポスドク・研究員)の方々が若々しく見えるというのは真実なのですよね。
斑猫は大学四年の時に理系の研究室に在籍しておりましたが、研究室にいる先輩(院生)や指導係(ポスドク)の方たちは20代半ば~30代前半なのですが、若々しくある意味世間ずれせず純真な雰囲気を持っている事にある時気付いたのです。
当時就職活動も並行して行っており、同年代の社会人を観察する機会があったのですね。そこで「大人」になっている社会人を見て、先輩たちとは違うと気付いたわけです。
また、就職してからは18、9の若い子が働くのも見ておりますので、やはり「大人」になるのは外的環境も結構影響するのだなと思った次第ですね。
あと、同じ職場で働いているから視野が狭くなってしまう、というのもあるあるだろうなと思いました。
作者からの返信
こんばんは。感想をありがとうございます。
そう言えば、このフライ准将を書いていた時、確かに何となく、高学歴かつ就労経験ゼロ(バイト含む)の友人の顔が思い浮かびました。全く、モデルにしたつもりはないのですが。
エリート家系で生まれた瞬間から調整を受け、それなりに実戦を積んだメルクリウスでも、雷・火の二属性に限定され、威力もフライの“戦略級”に及ばない事を考えると、この人物には明らかに「人間性のどこかで代償を支払っている」感じがありますね。
創作論でも何度か「レアスキルなんてものがあったら、とっくに解析されている。人類ナメたらあかん」みたいな事は書きましたが、
技術・ヒト・場所の組み合わせによっては見落としが起こりうるのは身に染みているので、この形に落ち着きました。
アルシの能力は、フライの指摘どおり、まあ他のパーティでも役に立たなかったと思います。
軍属でなら、また勝手が違うかと思います。
私は思うんですけど、本当に賢い人間がキーマンとなっているパーティなら、主人公の価値が判ると思うんですよね。なぜなら、主人公の「ストック」は、要するに「命綱」ですから。
別にファンタジーに限らないですよ?
カッコ悪いとか面倒とか金がかかるとかで、ハーネスをしない建築作業員や、ライフジャケットをしない漁師とか、毎年毎年、何人も死んでます。
ただ、彼らには、ざまぁ、とは言えないだけのことです。
作者からの返信
私も基本的に、プロとは馬鹿ではないので「使い方次第で化けるレアスキル」なんてものがあったら、とっくに解析されて、使い道も明らかになっているものだと思います。
もし、リーダー(経営者)にそれを見抜く力が無かったとしても、業界、ひいては人類で共有されているでしょうし。
ちなみに、主人公の魔法はメルクリウスのパーティには全く不要なものでした。
マジックアイテムには頼らない土地柄であり、そもそもメルクリウスらは主人公よりも高位の魔法をノーリスクで無尽蔵に使えるので。
私もこの作品を書いてみるまでは思っていなかったのですが「自分が評価されないのは環境のせい」と言うパターンは、一部、正解な気がしています。
それこそ「賢くない人間」が、なまじある面では要領よくやってしまった結果が、現実のブラック企業だったりすると思うので。
ただし、元パーティよりはむしろ主人公の落ち度であるのは、フライ准将が指摘した通りです。
例えるなら、建設現場でせっせとパンを焼いて従業員のお昼ご飯に提供していたようなもの。
ベーカリーなりホテルなりでやれ、と言う感じですね。
後、今は匂わせる程度に留めてありますが、主人公は魔法とは関係の無い所で人とズレており、元パーティが途端に落ち目になったのもここにあります。
……が、これもメルクリウス達に非は無いと思います。
今回、思うところがあって「ざまぁものに挑戦しよう」という動機から始まってるのですが、
書く前からの私の予想どおり、主人公は元リーダーらの事に、もう見向きもしていないんですよね。
多分、パーティが壊滅した事を聞いても無関心だと思います。
もしかしたら、少しでも仲のよかった元同僚が居たなら、それを嘆いたり、メルクリウスの不手際のみに怒ると思います。
いくら嫌いでも愚かでも、人が亡くなってざまぁとは言えないと言うのは同感です。
そうなると、このジャンルに挑んだ意味とは? と悩みどころでもありますが……そこはまた、色々見えてきたと思います。
ざまぁものって、読者の自己投影を狙っているようで、実は微妙なギャップがある気がしています。
他人事だからこそ、少し嫌いになった相手の不幸を喜べるような。