赤と緑の思いやり

作者 星都ハナス

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★★★ Excellent!!!

お年を召したひとたちの住む家から、盆や年末年始に、やわらかな賑やかさが、漏れ聞こえてくることがある。

私がまだ子どもだった頃、私もその賑やかさの中にいた。
騒がしくもあり、慌ただしくもあり、広くはない家の中にひとがぎゅうぎゅうで窮屈でもあったけれど、暖かかった家族たちの団らん。

私の場合もやっぱり、その中心にいたのはおばあちゃんだった。
中心にいるのにどこか控えめで、騒ぐ孫たちを穏やかに笑んで見つめるおばあちゃんが、家族と家族をつないでくれていた。

私の場合、そんなおばあちゃんの思い出すきっかけは、赤いきつねでも緑のたぬきでもなくて、いつもおばあちゃんが食べさせてくれた甘納豆だけれど、同じ想い出を持つ人たちもきっと、そんな大切な思い出をつなぐものを、きっと持っている。

それを気づかせてくれる、暖かい作品。

★★★ Excellent!!!

 主人公は専業主婦で、めまいの持病がある。そんなことを知らなかった夫は、選択肢を示す。緑と赤、どっちがいい?
 それは、主人公をかつて思いやってくれた義母さんと同じ選択肢だった。

 人は誰かに選択を迫る時、やや強めに出ることがしばしばある。そして、選択肢と言うからには、悪い方と良い方があると思ってしまう。しかし、この作品の中に出てくる選択肢は、人を思いやり、どちらを選んでも良い方しかない。それはとても素敵なことだ。
 思いやりの連鎖。人々の想い。そして巡ってくる優しさ。
 赤と緑の選択肢の温かな可能性に気付かせてくれる一作でした。

 是非、御一読下さい。

★★★ Excellent!!!

赤か緑か。緑か赤か。
たった二つの色にこめられているのは
倖せの記憶です。

こういうものは。狙って書けるものじゃない。
誰でも書けるものじゃない。
これまでに家族で支えあい、守りあい、共に生きてきた歴史を持つ人にしか
書けないものです。

感服です。
感服したあたりで、お腹がすいてきた(笑)
さて。赤にしようか、緑にしようか。
どっちを食べても。
あたたかな倖せの味がします。

★★★ Excellent!!!

 何だか久しぶりにタヌキとキツネを食べたくなりました。今日は買い出しの日ですので、購入決定です。

 いつも(学生の頃は常食でした)何気なく食べているカップメンに、こんな素敵なエピソードがついていたら、食べ散らかすことができなくなりそうですよね。

「大事にしてくれてありがとう」

 そう感じ、その思いを忘れないことが素晴らしいと思います。いつもは体に悪いから汁は捨てちゃうんですけど、今日は呑み干して見ましょう。

★★★ Excellent!!!

作者ハナス家のドキュメンタリー作品かも。

これがね、ほっこり笑えていい作品なんです。

多くの作者さまが、このコンテストで、いろいろな方面から素晴らしい攻めて方で書かれております。

その中で、この作品は、真っ向勝負の、とってもいい物語。

どうぞ、お読みください。

★★★ Excellent!!!

赤と緑のカップ麺、私もスキですが特にどうという思い出もなく・・・でもこちらのお話、義理の家族との優しくあたたかい思い出が詰まっていて、定年退職を迎えた旦那様とのほほえましいひとときがあって・・・

とにかくほっこりします。作者様の、感謝に満ちた美しい心が反映された世界なのだな、と感じさせられます。

すてきな思い出のシェアをありがとうございます。私もこういうの、書けるようになりたいな・・・!と新たな目標が生まれました✨

それと、カップ麺食べたくなりました!緑の気分です・・・♬

★★★ Excellent!!!

まさか赤いきつねと緑のたぬきストーリーで、じんわりとした感動が押し寄せてきて涙腺が緩むとは思わなかったです。

定年後の旦那さんの不器用ながらもカップ麺を用意する姿にほっこりとしますし、義理のお母さんとの思い出話がまたいいんですよねぇ。
現在と過去。旦那とお義母さん。赤と緑にはたくさんの思いやりと愛が詰まっているのですね。

これから赤と緑を食べるときには、自然と優しい気持ちになれそうです。

★★★ Excellent!!!

温かく優しい味わいの物語。
あなたにも、あの時、あの場所を思い出させてくれることでしょう。
染み入るような物語を噛み締めながら。赤と緑が織り成すあの頃を、じっくり思い起こしてみませんか?

赤と緑。
あなたはどちらを、選びますか?