概要
幻のオアシスを求めて
砂漠の中にある街で、駱駝を買った一人の少女・ミルファ。
「長月」と呼ばれる季節に、「砂漠渡り」一族のミルファが辿る旅路とは……。
私自身が主催している自主企画「同題異話・九月号 砂漠渡りと長月」への参加作品です。
よろしくお願いいたします。
「長月」と呼ばれる季節に、「砂漠渡り」一族のミルファが辿る旅路とは……。
私自身が主催している自主企画「同題異話・九月号 砂漠渡りと長月」への参加作品です。
よろしくお願いいたします。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!彼(か)の地へ――
「砂漠渡り」の一族の少女が、「長月」と呼ばれる季節にのみ、旅行くその先は何なのか――
駱駝を駆り、茫漠たる砂の世界をひた走り、時には人を助け旅の道連れを得て、そして少女の向かう先とは――
駱駝、西瓜、オアシス……砂漠という世界を彩る、あるいは象徴するタームが散りばめられる物語を、読み進むうちに、それを読んでいる自分も、砂の世界のさすらい人になっているかのような感覚に襲われる筆致は、流石としか言いようがありません。
そして、この物語の「核」となる、砂漠を渡って行く「先」にあるモノ――それを知った時、何故それが秘密であり謎であるとされていたかが分かります。
その物悲しくも美しい「それ」を求…続きを読む