コールドスリープみたいな状態から、未来へという話はSFでよくモチーフになります。この話は、そこからAIに支配された世界を描きます。その設定が面白いです。私達の現実と何処か地続きな感じもあって、想像が膨らみますね。すらすらと読めてしまうので、その点も良かったです。
個々のキャラに個性があって、描写が細かく情景が浮かびます。セリフも面白いですね。元々の設定がまた良いですね。近未来に起きてもおかしくないAIの暴走と、荒廃した地球。その中で血の通った人々が逞しく生きてる描写や、敵であったはずのAIとの心の交流がある所など大変面白いです。宇宙・ロボットの設定は大変貴重で、楽しいですね!
読んだのは一章だけですが、かなり設定が凝っているように思えました。だからといって、だらだら説明文を書いてるわけでなく、ちゃんと主人公に起こったことに絞って説明がされているのでかなり読みやすいです。今後何が起こるのか気になるので読ませていただきたいとおもいます。sf好きの方におすすめの作品です。
ベースは事実に基づいているのに、こういう未来予想は、したことがなかった。
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