長月は菊咲月。

一生を通じて彼らの幸せを願い続けた祖父。
思いを寄せていたのは本当は誰だったのか。
短いながら錯綜するそれぞれの思い。

読了後は、
彼ら全てに幸あれ、そんな気持ちになります。

例の歌詞をあらためて検索すれば、より「尊さ」が感じられることでしょう。

この作品は、「お題」を超えたその先へ読者の想像力をいざないます。
良作というより名品、でしょうか。

今回の「同題異話」の中ではもっとも刺さりました。

……おすすめです。