ダイダラボッチの砂遊び

作者 愛宕平九郎

中高年なら懐かしい子供のころの原風景がここに

  • ★★★ Excellent!!!

子供のころに身近にあった自然、今は記憶の向こうに流れてしまったものが戻ってきました。
神秘的というよりも身近な森、川にはヤゴとかヤゴとか魚とかが住んでて、時間を忘れて遊んだ記憶。

大人になって、サラリーマンになって、コンクリートだらけの街で暮らすようになって。
特別な場所に行かなくてもそこらじゅうにあった自然の思い出。

この武蔵野の物語をよんで、不意にそんなことを思い出しました。
いつのまにかずいぶんと大きくなっていたのかな、なんて。

楽しい筆致で描かれる、当たり前で美しい自然の光景。

感情を静かに揺り動かしてゆく素晴らしい短編でした。

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その他のおすすめレビュー

★★★ Excellent!!!

 こちらの作品を読んで、私は初めてサンドアートを知りました。
 下からライトアップした透明な板の上に砂を撒き、手や筆などを使って、砂を寄せたり広げたりしながら濃淡をつけて描き上げていく技法。
 まる… 続きを読む

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