砂絵によって表出されてゆく武蔵野の情景を格調高い文章で見事に描いた作品です。
第9回新潟日報文学賞受賞(本名で受賞), 第34回北日本文学賞宮本輝選奨受賞(本名で受賞), 第20回ゆきのまち幻想文学賞入賞(筆名で受賞), 第27回ゆきの…
題名には砂遊びとありますが、実は砂のアート。 武蔵野とはダイダラボッチが創ったアート作品だったのです! そんなくらいに、でっかい作品でした。 しかも読みやすいです。
子供のころに身近にあった自然、今は記憶の向こうに流れてしまったものが戻ってきました。神秘的というよりも身近な森、川にはヤゴとかヤゴとか魚とかが住んでて、時間を忘れて遊んだ記憶。大人になって、サ…続きを読む
残暑の森に踏み入って、思いの外冷たい水に足を晒すと子供の頃の他愛ない記憶が過ぎって笑みが溢れ、記憶と少し違って感じると大人になった、時間が経過したことを実感してなんだか切なくなる。そんなノスタルジ…続きを読む
アンダンテの音楽を聴いているような、安定した描写力でした。
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