概要
ではではどうぞ御刮目!これより魅せるは赤眼のセンリ一世一代の舞い芸だ!
「あたしの名前は赤眼のセンリ。芸を売って生計に変える芸人さ。さてさて、今回話すはあたしが腐れ縁のあの差配屋、サジの野郎と出会った話。恥ずかしいことに銭無し飯無しの行き倒れをあの野郎に助けられ、その助けついでと儲かる仕事とやらを紹介してくれたんだが、あいつのうまい話にゃ、必ずってほどに裏があり――」
女芸人「赤眼のセンリ」が夢幻の舞で美々しく魅せる伝奇シリーズ、スピンオフの前日譚。(独立した話なので本編を読む必要はありません)
シリーズ本編はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885878196
※第四回こむら川小説大賞参加作品です。
女芸人「赤眼のセンリ」が夢幻の舞で美々しく魅せる伝奇シリーズ、スピンオフの前日譚。(独立した話なので本編を読む必要はありません)
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※第四回こむら川小説大賞参加作品です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読んでいてとにかく心地よい名調子!
ちょっと不思議な女芸人・センリが、ふとしたことから大変な危機に巻き込まれるも、それを得意の芸によって切り抜ける物語。
伝奇もの、あるいは時代ものの短編です。
少なからずこの世ならざるあやかしや怪異が登場し、また主人公も不思議な力を備えている、という意味で、間違いなくファンタジーと言える物語。
しかしそう聞いてパッと想像されるであろう物語とは一味違う、この主人公ならではの展開が本当に魅力的でした。
絶体絶命の危機に陥るスリリングな展開であるものの、それを切り抜ける手段が単純な「戦い」ではないところ。
知恵や力で相手をやり込めるのではなく、芸によって状況を解決するという、彼女のキ…続きを読む