2021/11/03 ボドゲ部(仮)の二人の恋愛模様から見るお話リスト
ボドゲ世界に転移しちゃう系女子とボドゲ好き男子がただボドゲで遊ぶ
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800
というわけで『game 11:アルマナック〜ドラゴン街道紀行録〜』も終わりです。
そろそろ重めのゲームを……と思って始めたのですが、ゲーム全体の流れと個々の出来事の浮き沈みの制御はなかなか難しいなと思いました。後、ゲーム展開を考えるのがとても大変でした。展開のバリエーションが豊かすぎて、わたし一人で考えるには荷が勝ちすぎる。いや、だから面白いのですけれど、ボドゲって。
このお話も気付けば約三十万文字に。
自分でも度々口にしてますし、あらすじにも書いてますが、気になったゲームから読んでもらって大丈夫です。ゲーム紹介部分だけ読むとかも全然問題ありません。
とはいえ、ここまで文字数あると何が何やらだと思うので、軽くまとめを作ろうと思いました。
あと、今のところ大須さんと角くんはそこまで恋愛していないのですが、角くんの方が少し自覚ある感じでこじらせ気味になってきているのと、大須さんの角くんへの依存具合も徐々に大きくなってきているので、そういった辺りもちょっとまとめておこうかなと思ったりしました。
game 1:パリ─光の都─
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800/episodes/16816452219156525695
約1.5万文字。
ボドゲの世界の表現の仕方がかなりゲーム的ですね。というのはともかく。
一九九〇年前後ヨーロッパのクラシカルな服装の二人です。エスコートごっこで腕を組んだりはしてるけど、二人ともまださらっとしてますね。
game 2:カヤナック
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800/episodes/16816452219214447394
約1.2万文字
もこもこの防寒着姿。
このお話、身体的な距離感はそこまでなんですが、カホンバッグのこととか角くんの思い出のボドゲだったりとか、大須さんが角くんのことをちょっと踏み込んで知るお話です。
ちなみに、カホンバッグにボドゲを目一杯詰めると重いです(当たり前)。わたしは重すぎて背負えませんでした。
game 3:ミスティック・ベール
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800/episodes/16816452219307475288
約2.2万文字
ファンタジーな姿の二人。大須さんのファンタジー姿に角くんがめちゃくちゃ照れたり意識したりしてます。実はこの回ずっと、角くんは大須さんの格好を意識してるんですよ。大須さんは自分の格好を客観的に見てないので気付いてなかったですが。
二人でファンタジー映画ごっこできゃっきゃしてて楽しそうです。
そして舞台がファンタジーな方が、角くんは大須さんとの身体的な距離が近くなりやすくなる傾向がある。
game 4:シャンパッパーティーナイト
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800/episodes/16816452219341295378
約1.2万文字
ホストコスプレな二人を書きたかった回です。スーツの着方は大須さんの方がチャラいイメージでした。角くんはちょっとかっちりめ。
姫に角くんを取られて一人で頑張ることになった大須さんが最後に角くんを取り戻すという、珍しく矢印の向きが大須さん→角くんになってます。
少女漫画的に彼女がナンパで絡まれてるところに割って入って助ける的なシーンをイメージしてました。まあ、助けられるのが角くんで助けるのが大須さんなんですけど。助けられた角くんがきゅんてなるやつ。
大須さんはゲームに慣れてなかったり、怖がったりするだけで、ゲーム中はちゃんと考えれば結構思い切りの良い行動ができる、というのをイメージしていつもゲーム展開を考えています。ハイリスクハイリターンな行動とも言えるので、良し悪しなんですけど。角くんは大須さんのそういうところも面白いなと思って見てます。
game 5:御朱印あつめ
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800/episodes/16816452219533981359
約2万文字
着物デート回。着物姿の二人が書きたかったのです。
御朱印あつめのボドゲを遊んで現実でも御朱印をいただきにいってみる、というボドゲをきっかけにお寺に親しむというコンセプトについても書きたかったので、ゲームの外でも二人にデートしてもらいました。
休みの日に二人で出かけるって、それはもうデートなんだよなあ。でもこの二人(特に大須さん)はそう思ってないんですよ。角くんは「大須さんがどういう想定なのか全然わからない」って一人で悶々としてると思います。誘うときにうやむやにしたままなのがいけないので、自業自得です。
人に聞かれると「そういうわけじゃなくて、部活の……関係で、一緒に出かけただけで、ほんとそういうんじゃないから」とか弁明を始めるんだ、角くんは。大須さんは割とさらっと「ボドゲ部の活動だと思う」って言ってしまうんじゃないかな。
あと、大須さん自身は無自覚ですが、角くんがコンポーネント(内容物)を扱う手つきが優しいとか、そういう部分が割と好意的に刷り込まれているような気がします。
game 6:森の明かり
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800/episodes/16816452220078936151
約1.7文字
角くんが割と意識的に大須さんと手を繋ぎました。
妖精になって羽が生えてふわふわ飛んでる大須さんを可愛いなあって見てたと思います、角くんは。
そんな状況で、霧の中で怖がって袖にしがみついてきたり、宝物を見つけてはしゃいだりしてる様子を見ていた角くんの中でいろいろな感情がいろいろした結果、手を繋ぐに至りました。
角くんはやっぱり舞台がファンタジーな方が身体的な距離感を縮めやすいようです。
game 7:DANY(ダニー)
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800/episodes/16816452220212430045
約3.3万字
大須さんも角くんも、お互いに普段見せない部分を見せることになる回です。DANYというゲームは心の内面を舞台にしているので、何かそういうものが見えたら良いなあと思って書いていたような気がします。
game 8:ブーメラン・オーストラリア
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800/episodes/16816452220930576114
約4万字
二人がオーストラリアを旅行します。付き合ってもいないのに何をしてるんだって感じですが、オーストラリア旅行するゲームです。
水着姿になって海で水遊びしたりなんかもしたんですが、角くん曰く「具体的にそこまで期待していたわけじゃない」らしいです。面白いゲームだし、純粋に観光地を巡るだけなので、大須さんでも楽しめるだろうな、ということで選んだそうです。
手を繋ぐタイミングはあった気はするのですが、角くんは今回は手を繋ぐことすらできませんでした。代わりに角くんなりにいろいろ頑張ってます。現実に近いせいで、角くんはかえって距離感がわからなくなってしまったらしいです。
でも大須さんの方も、今までよりも少し、角くんのことを意識している気がします。それから、ゲームの中に入ってしまう自分の体質をポジティブに言及したのもこの時が初めてでした。その辺り、角くんには伝わってないけど、角くんの努力が報われ始めてはいます。
後、このゲームの後で二人で動物園に行きました。だからそれはもうデートなんだよなあ。
game 9:レース・ギャロッポ
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800/episodes/16816452221330065627
約2万字
角くんが馬になって大須さんを乗せて走ったら、それはそれで楽しかったのかな、とも思いつつ。二人に乗馬服姿になって欲しかったので、二人ともプレイヤーです。
プレイヤーになって割と容赦なく楽しむ角くんになりました。自分もプレイヤーになって、角くんはとても楽しかったんだと思います。
そういうプレイヤーらしい角くんの一面を大須さんが見ることになった回なので、なのでこの回だと恋愛ぽいイベントは少ないかも。
game 10:リスのタルトやさん
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800/episodes/16816700427406043475
約3.4万字
アップルパイの短編の後なので、だいぶ甘くなりました。
大須さんが角くんの尻尾を撫でたり、角くんが甘いにおいにつられて何か口走ったり、角くんが大須さんの手を引こうとするリスを止めて自分で手を引いたり、そんなことをしています。
今回は尻尾があるおかげで、普段よりも角くんが何を考えているのかわかりやすかったような気がしていて、それも甘くなった一因かなと思います。
後、大須さんがまたゲームを遊んでも良いってこっそり思っているのも、角くんには伝わってないけど角くんのここまでの積み重ねの結果ですね。
game 11:アルマナック〜ドラゴン街道紀行録〜
https://kakuyomu.jp/works/16816452218953979800/episodes/16816700428264956148
約7万字
少し長めのゲームにチャレンジしたくなったお話でした。
大須さんと角くんも、序盤に角くんが大須さんを押し倒してぎくしゃくしたまま別行動になって、そこからいつもみたいに二人で遊ぶ雰囲気になるところまでが長くて大丈夫かな、ちゃんと面白いかな、とはらはらしながら書いていました。
角くんは、伊佳瑠兄さんに「長考しない」宣言をしちゃったり、押し倒したのも失敗したかもって悩んでいたり、そのまま大須さんが頼ってくれなくなったり、内心一人でじたばたしていたんじゃないでしょうか。そんないっぱいいっぱいの状態の結果がプレイミスです。
それでも最終的には大須さんが、角くんと一緒に景色を見たかったとか、角くんが一緒にいてくれたから楽しかったとか、そういうことを言うものだから、角くんはきっと一人で勝手に嬉しくなっちゃってるやつだと思います。家に帰ってからきっと床に寝転んで転げ回ったと思う。
大須さんの方も、かなり角くんに頼っている自覚をしてきたんじゃないかな、と思います……多分。景色を一緒に見たかったとか、それがどういうことなのか、もうちょっと考えたら答えに辿り着きそうなものなんですけれど。
今回は兄さんが二人の無自覚いちゃいちゃに巻き込まれて気の毒でしたね、という回です。
実は書き始めの時点で、この二人がどうなるかはあまり考えていませんでした。
いつまでも変わらずにずっとボドゲを遊んでいたらそれで良いかと思って書いていたんですが、それでも二人の関係にはどこかで決着をつけた方が良いのかな、という気持ちに最近はなっています。
とはいえ、紹介したいボドゲは山ほどあるし、日々発売されて増えていっているし、どこでそうなるかはわからないですが。
先の話はともかく、もっと近い話。
次に遊びたいゲームの候補は決まっています。『アルマナック』が長めでがっつりしたゲームだったので、もうちょっとゆるくのんびりと遊べるゲームにしたいなあと思って選びました。
まだ書いてないので変更する可能性もあるんですが『さんぽ神』と『ゆるすぎお茶会』というゲームの予定。
特に『さんぽ神』は今までとかなり違う雰囲気になると思います。『ゆるすぎお茶会』の方は、執事姿の角くんを登場させられると思ってしまったので……。大須さんをメイド服にするか、それともこっちも執事服にするかで悩んで決まりません。
早ければ十二月……『旅をする』との兼ね合いもあるので、来年の一月になるかも。季節感どこいった。
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