概要
俺自身を最強主人公として出す。これが俺の厨二病作品だ!!
【都市遺跡群の奥地で消失した遺物漁りチームの消息を掴め】
その依頼書を提示された男は呟く。
『これは案件なのか?』
と。
市との仲介役の女性型義体ユーザーは煙管を咥えながら応える。
「可能性は高いだろうねぇ。単なる勘だけどサ」
と。
男はそれを聞き、無造作に依頼書を丸めて潰す。
仲介役はそれを笑いながら受け取り、煙管の中に入れ火を持って依頼書を消滅させた。
単なる勘と言えど、この言葉は信用できる。これまでがそうだった様に、恐らくこれからもそうなのだから。
『分かった、受けよう。直ぐに向かえばいいだろうか?』
男はそう答え、立ち上がって店を出ようとする。
だが、その背中に心底楽しくてしょうがないという様子で女性型義体ユーザーの声がかかる。
「あんた一人で行
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- ★★★ Excellent!!!本当に作者自身が最強主人公してる!(※でもキワモノではないからすごい)
ガタイのいいめちゃ強サイボーグと少女のコンビが、崩壊後の荒廃した世界で、失踪事件の調査と解決に赴くお話。
ポストアポカリプスSFです。ハードSFというよりは、強いヒーローによるド派手な戦闘が魅力の、バトルもの的なお話。
もうコンセプトからして強いというか、タグに燦然と輝く「作者」の文字。キャッチコピーをそのまま引くなら、
「俺自身を最強主人公として出す。これが俺の厨二病作品だ!!」
とのことで、それを一字一句違わず実践する、そのスタンスだけでもう最強と言っていい作品です。しかもこの辺、別にメタ的な皮肉でもメアリー・スー的な自己陶酔でもなく、ちゃんと立派にエンタメしてるのが最高でした。…続きを読む