煌めく残光は、襲いくる闇を斬り裂けるのか? それが少女の正義だとしても

 暗闇に蠢く怪人を、魔法装束に身を包み、魔法杖で倒すのが、魔法少女の、毎夜の、そしてこれからも続く毎日の宿命……のはずだった。

 先代の魔法少女から、その座を譲られ、夜毎に悪を滅していた主人公。それは、先代の意志を継いだものだった。
 先代に託されたことで、必死にがんばる主人公。しかし、その反動は、日常生活に影響を及ぼしていて……。それが元になり、通う学校では標的にされていた。
 その攻撃が執拗性を増していく。そこに大きな衝撃が! そして、彼女のこころが……折られた。

 これは、とても残酷でダークな哀しい物語。
 そこに、この世界の救いと自らの赦しを求めるのは間違いだったと、あなたは言われるかもしれない……。
 でも……。

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