主人公は婚約破棄をされた上に、親を見殺しにされ、追放された元令嬢の物語である。
ただし、女性作家さんが描く様な甘さは少な目です。
この作品は非常に分かりやすい、異世界政治ドラマなのです。
主人公は聖女様の皮を被った、ドラスティックな政治家でありながら、救ってくれた婚約者に対しては恋する乙女なんです。
そういうシーンでは可愛いんです。

欲を言うなら･･･もっとイチャコラさせてあげたい（笑）

第一王子の婚約者として、伯爵家の娘として頑張っていたヒロインが、
領地を襲った災害で家族を亡くし、金も力もない物は不要と平民に落とされ、
暗殺されかけるのを旧知の騎士に助けられて。

ロマンス小説の王道を地で行くプロローグながら、
権謀術数を極める貴族社会を生き、王子の婚約者として、
政界の裏に通じたヒロインは、自分の正しいと思うことのために
その智力を駆使して、表舞台に躍り出ることに。
もう結末は最初からでてるので、後は敵方がいかにあがき、落ち、
ざまあをされていく過程を見られるのが楽しみ。

頼りになる旦那様もいるし。（現段階では婚約者だけど）
仲間と国の改革がどう、進んで行くかも楽しみ。
最新話まで読んだけど、続きが待ち遠しい。

第一話の時点で、主人公ルーナの野望が叶ったのか、復讐相手の王子は顔面蒼白。
この場面だけで、どんなざまぁが待っているのか待ち遠しくなります。
現時点でのレビューにはなりますが、ものすごく続きが気になりまくりです。
とにかく、読めば読むほど、この王子が胸糞で歪んでて人間じゃねえ。
ルーナ、婚約破棄して正解だよ、田舎に引っ越して正解だよ。