概要
勇者は必ず狂っている。
過去に何かを抱えた主人公、姫神寛人は異世界に転生した。使用すればなぜか体が傷つく術式「ロゴス」をその身に宿して。それは彼にとっては突然であり、神にとっては必然だった。そして彼が勇者になることも、必然なのだ。異世界は過酷、残酷、時に最高。そこで寛人は彼らと出会う。
彼らは狂っているからこそ、勇者に選ばれた。
その勇者の先に何が待ち受けるのかは、神が決める。
彼らは狂っているからこそ、勇者に選ばれた。
その勇者の先に何が待ち受けるのかは、神が決める。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!教養の高い硬派なライトノベル。もっと評価されるべき
自分のツボに見事はまった。
お世辞でもなんでもなく、最高に面白いと感じた作品である。
まず、地の文にちょうどいい重みがあって読みやすい。
久々に出会えた「一人称視点かつ地の文がきれいな作品」だ。
主人公の心の声に、クスリと笑える箇所も散見される。
それになにより、教養の高さが窺える文章なのだ(読んでみれば分かる)。
次に、王道転生モノかと思いきや斜め上の展開へ進むあたりが、もっと先を読みたいと思わせてくる。
主人公がある狭間で初めてやり取りをした人物の印象は、そこから二話読み進めただけで覆された。
それに、主人公の過去もおそらくもっと掘り下げられていくのだろう。
序章にはほとんど伏線し…続きを読む