概要
「私は人の死の臭いが分かる」
探偵・御霊鏡子(ごりょう きょうこ)が訪れたのは、北海道の僻地にある別荘だった。
その中で発生した密室殺人。淡々と進む捜査。
そして迎える結末とは。
その中で発生した密室殺人。淡々と進む捜査。
そして迎える結末とは。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!一話で推理、トリック、動機——ミステリーの全てが楽しめる作品
死神探偵と呼ばれる若い女探偵がいた。
これは、その探偵が遭遇した数多くの事件のひとつ。
冬の別荘で起こる密室殺人。その殺意の背景には、ある強い願いがあった——
紹介文にも書いたように、こちらの作品の魅力は一話でミステリーの全てが楽しめる点にあります。
だからといっておろそかにされている部分がなく、しっかり一つの作品として楽しませてくださる物語です。
見どころは、探偵さんの人柄です。
彼女は情に絆されない。彼女は熱に振り回されない。
別荘を取り巻く冬の厳しさに似た、抜け穴のない推理と論理で犯人を追い詰めていく。
死の臭いを感知してしまうゆえに死神と呼ばれるようになった彼女の活躍を、ぜひご一…続きを読む