君をもう一度殺す約束をした

ご縁がありこの物語に出会いました。更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。

主人公の彼が雨の中、誰かを殺すところから物語は始まります。それから軍を辞めた彼が、とある事情から戦友と仲間と一緒にある場所へと向かい、そしてそこで驚愕の出会いがあります。色々ご紹介したいのですが、本編を読んでいただきたいので、ストーリーはこの辺りで。

初っ端から重厚な世界観とその描写力に圧倒されます。「カムイ」という特別な力にまつわる文明と、現代に通じる銃火器等の文明が違和感なく共存し、一つの世界を作っています。
合間に挟まれる日常からもそれを感じることができ、風景や生活等にまつわる小物まで丁寧に描かれている為、気がつくとこの世界がどんなものなのかを理解し、そして引き込まれていました。

ストーリー構成もお見事で、出会い、説明、目的、日常、そして戦いと一連の流れに全く違和感がなく、それぞれのパートを楽しむことができました。正直、語彙力のない私では、凄い以外の感想が出てきません。

重厚な現代ファンタジーの世界とその中で動く魅力的なキャラクター達。これを読まないなんてもったいないですよ!
他の皆さまも是非読んでみてください。

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