概要
「いつだって話を聞いてくれる有田こそ、私にとっての『モモ』なんだよ」
「恋に落ちる、とはよく言ったものだけれど、しかしながら、落ちる穴の深さは誰が決めていると思う? 私のモモ」
年下の幼馴染の恋バナを聞く、地方巡査の青年の話です。
少女と立場と嫉妬の話。
(別の場所で出しているシリーズのスピンオフですが、これだけで物語が成り立つため、こちらに上げることにしました。他に出す場所もなかったので……)
【参考文献】
ミヒャエル・エンデ著/大島かおり訳『モモ』(岩波書店、2005)
未言屋 https://mikotoya.jimdofree.com/
年下の幼馴染の恋バナを聞く、地方巡査の青年の話です。
少女と立場と嫉妬の話。
(別の場所で出しているシリーズのスピンオフですが、これだけで物語が成り立つため、こちらに上げることにしました。他に出す場所もなかったので……)
【参考文献】
ミヒャエル・エンデ著/大島かおり訳『モモ』(岩波書店、2005)
未言屋 https://mikotoya.jimdofree.com/
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!一言の正しさは、口走ってから判明する
どちらを選ぼうか、曖昧な気持ちを持ち余す時は、誰にだってある。
どちらが正解かなんて、見方によって変わるし、それも現実にならなければわからないし、だから人は悩み、相談する。
答え合わせとは、回答した後に合わせるから、答え合わせだ。先に正しいかどうかなんてわからないまま、自分が正しいと信じた答えを、言葉を回答する。
答え合わせしてわかるのは、正しいかそうでないかではない。正しかったのかそうではなかったかのどちらかだ。
正しかったのかそうではなかったかの結論は、現実は、後から覆せない。後の行動で埋め合わせはできても、その事実はけしてなくならない。
その残酷さは、まさしく現実そのもので、誰も悪…続きを読む