この秀逸なタイトルから、あなたは何を思い浮かべますか

物語のタイトルは読者との最初の接点です。
内容をストレートに伝える長文タイトルが流行する中、暗喩やキーワードとなる言葉が使われていると「どんな物語なんだろう」と読む前に想像してしまいます。これは読書の楽しみの一つと言えるのではないでしょうか。

この作品、私はタイトルを見てもどんな物語か思い浮かべることができませんでした。
すべてカタカナで表されたシャープな印象。ストライプ――縞模様? バディものかな。そんな思いを抱きながら読み始めると……そこには文字通り、素敵なコトノハ(言葉)が並んでいました。
軽くなく、重すぎず、キレのある文体で引き込まれていきます。
ストライプの意味するところもお洒落。
色彩による視覚面だけでなく、言葉のやり取りそのものが縞模様を感じさせます。

どんな話か分からない?
それは、みなさんに読み進めて欲しいから。
さわやかな読後感を得られるとだけ、お伝えしておきましょう。

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