あの頃を忘れかけている大人たちへ贈る、きっと笑顔になれるアオハル。

 海に囲まれた南の島を舞台に、主人公の海斗とヨーコが織りなす物語。
 一週間という限られた時間の中で心を通わせていく二人。でも彼女にはある事情が……。すべてを知った海斗は一大決心をする。

 言葉の通じない異国という設定をうまく生かしながら、しっかりとしたストーリー構成、伏線も回収してのオチと、充実した短編となっています。
 主人公の軽さ(決してチャラくはない)が、物語全体を通して微笑ましさとほっこりとした気持ちを与えてくれて、読み終えたときには自然と笑顔になっていました。
 こんなアオハル、経験してみたかったなぁ。...( = =) トオイメ目

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