時間と距離は心の有り様で幾らでも変容する

時間を持たない者。時間に囚われる者。

遠くに瞬く星の光は、かつてその光が数千年の時を経て旅した光かもしれない。しかし、それを視ている私たちは、今という時間に生きている。

どちらが、時間に囚われていたのだろう。
どちらが、時間を持っていなかったのだろう。

あるいは届かなかった想いをメッセージボトルに詰めて海に流すような、時間の切り取り方がとても印象に残るロボット小説です。

こういうの好きだな。

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