この感動を伝える語彙力を私は持たない
- ★★★ Excellent!!!
我々が見ている星は、現在のその星の姿ではない。
その星から届く光を見ているわけだから、距離があればあるほど昔の光だということになる。
ここの登場人物(人物と言っていいのか)は心を持たないはずの存在だが、では「心」というものを我々はどうやって定義しているのか。
彼らの間にある『距離』はある意味、星と星のそれのように離れているが、同時に愛で結ばれた人と人ほどに密着しているのかもしれない。
この作品に出会っていない人は、それだけでとても損をしていると思う。