この感動を伝える語彙力を私は持たない

我々が見ている星は、現在のその星の姿ではない。
その星から届く光を見ているわけだから、距離があればあるほど昔の光だということになる。

ここの登場人物(人物と言っていいのか)は心を持たないはずの存在だが、では「心」というものを我々はどうやって定義しているのか。

彼らの間にある『距離』はある意味、星と星のそれのように離れているが、同時に愛で結ばれた人と人ほどに密着しているのかもしれない。

この作品に出会っていない人は、それだけでとても損をしていると思う。

その他のおすすめレビュー

如月芳美さんの他のおすすめレビュー777