第3話「新霊ナース☆」
ん( -_・)?……
「ここは何処だ?」
河童は家の中で目を覚ます、うつ伏せの河童と床の間には毛布があった。
「頭痛っ(>_<)!!」
くない????
「あれボク頭撲られたハズなのに(´・ω・`; )」
とても暖かい場所、下の方でゴウゴウと石油ファンーターの音が鳴っている。
部屋が二段なってるんだ……
河童は人間の家に入るのは初めてだったが、ココが人間の家の中である事は解った。
「家の中はこんなだったんだ」
「違うよ河童、ここは蔵よ」
河童は驚く、下からかなり急な階段を上がりルナが登って来たのだ。
「ボク、撲られたのに……」
「薬が効いたのよ、河童」
ピンクの細い十字架の付いたナースキャップ、右側をボタンで巻いて止めた立て襟、白く少し膨らんだ肩、小さなピンクの十字架がボタンの様に並び腰から軽く広がったスカート、ルナはナースらしきあまロリ服を着込んでいた。
「結婚式?」
「河童ってナース、見たこと無いの?」
「何か白くふわふわでお嫁さんみたい」
河童は街に飾られてたポスターでこんな感じの服を見た事があった。
「河童、あんたはアタシにバトルで負けたから友達よ」
「友達?」
「そう、モンスターは戦って負けると友達になるの」
「どゆこと(;゜゜)」
「だから!河童は!アタシが倒したから友達なの!!」
ルナは友達がいた事がない、ゲームでは倒したモンスターが仲間(友達)になる事を知っていた。
「あの、ボクの頭……」
「バットで撲ったやつ?薬つけて治した」
ルナが指差す先、床に置かれたおぼんの上に水と市販の塗り薬があった(チューブのやつだ)。
「そう、友達、友達か……良いよボク君の友達になる!」
「♪初めての友達、アタシ初めて友達出来たんだ……( *´艸)」
ルナは笑みを浮かべ、河童は人間と話せた事が嬉しくてたまらなかった。
………でも人間って頭撲って友達つくるんだ、知らなかった(ー_ー;)
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