蜥蜴ちゃん

好きです。

すごくドキドキワクワクしながら、読み進めました。
うっかり落とし穴に落ちてしまうような怪異談は、こういうラストが素敵だと思います。
そして、何より蜥蜴ちゃんが魅力溢れすぎている…。
私の自覚している性癖ど真ん中ではなかったハズなんですけれど…。ボールだと思って投球を見逃したら、突然直角に曲がってストライクとられたような気分です。
すごく好きな作品です。

　浪人生の男子が、ある日偶然出会った正体不明の冷たい少女に、じわじわ絡め取られていくとある夏のお話。
　ホラーです。あるいは怪談のような艶話。もちろんジャンル設定の『現代ファンタジー』というのは嘘ではないのですけれど、形式としてはホラーに近いものがあるように感じます。たっぷり詰まったフェティッシュと、そこから滲み出るエロティシズムの、その使われ方がとても心地の良いお話でした。
　ヒロイン（ある意味では主人公）たる『蜥蜴ちゃん』の存在が最高です。このなんとも言いようのない妖しい存在感！　どこかあからさまにおかしなところがあるわけでもないのに、それでも「普通じゃない」「何かある」とわかってしまう…続きを読む

なんだか室温が下がった気がしました。
作者の性癖てんこ盛り小説ですが、ホラー要素を加味することも忘れていない。さすがです。

蜥蜴たんの生活感のあるエロさがとても良かったです。えろい！！！魔性！！！

あとこう、ヒョロワーさんの直球ストレートの性癖小説を眺めるのはこう、心が生暖かくなりますわね…子どものえろ本見つける感覚（しらないけど…）というか…ウフフ…