言葉が堂々としている。豪胆であり、爽快であり、臓腑をエグられる。私がコツコツ職人タイプだとしたら、ナツメさんは巨人タイプの詩人だと思う。まさに詩の巨人!
詩というものには辟易とさせられることが多いです。「ああ、もう、またか、いつもの」という感じで。それで、まあだいたい読み流すわけですが…この詩集には一見して他と違うところがあります。いつもの自意識のかたまりとは違う。それでまあ一回読んで、ひさしぶりに良いものを見たなあという気分になってたんですけど、読み返してみると、またいろいろと見えてくるものがあります。わたしもまた読むと思います。作者さまも、また書いていただければいいなと思います。
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