概要
タコ!タコ!タコ!タコ!たこ!タコ!蛸!タコ!TAKOoooooOォ!
振り返るとタコがいる。
毎朝毎朝、僕を見つめる。
一体何のために・・・
その日から、僕の背後で這えずる音がする。
それは、少しずつ、少しずつ僕へと近づく。
一体何のため。
僕をタコにするため?
それとも、僕を食べるため?
僕はどうしたらいいんだ・・・
誰か助けて!
毎朝毎朝、僕を見つめる。
一体何のために・・・
その日から、僕の背後で這えずる音がする。
それは、少しずつ、少しずつ僕へと近づく。
一体何のため。
僕をタコにするため?
それとも、僕を食べるため?
僕はどうしたらいいんだ・・・
誰か助けて!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人の不安と恐怖は、自分の中から産まれているのかも知れない
【物語は】
主人公の祖父がなくなり、その日から起きた出来事と、主人公が出来事の原因を祖父の言葉と結び付けたことから展開されていく。
【不思議な世界観と心のリアルさ】
この物語で目を引くのは、自分の心と出来事が深く繋がっているが、その繋がり方に曖昧さが加わり不安と恐怖という効果を産んでいるところ。
読んでいて、何がどのように繋がっていくのだろうか。読み手を、好奇心と同時に、不安が襲う。前半から中盤。中盤から後半は全く違う。
そのきっかけは、他の人への問いかけなのだが、それまで自分の世界に籠っているように見えるので、はっきりとした分岐点であり、とてもい印象深く心に残る。
【タイトルからは全…続きを読む