シュウマツの過ごし方

目が覚めると「彼女」がいなかった。

地球滅亡が週末にまで迫ったある日。とある男が目を覚ますと自分の家から忽然と恋人の「彼女」が消えている。そして、どういうわけか男は「彼女」の名前すら思い出すことができないでいた。

男は「彼女」を探しに街へでかけるが、そこには終末を前にして歪んでいる人々の姿が……

『幸せ』の意味を問い直す「シュウマツ」の物語。


※約二万字の作品です。やや長編ですが、どうか最後まで読んでください。