概要
愛してるよ君を 探してるよいつも 家族のように映る 二人の折り合いを
どうやったら私たちを家族と見てもらえるだろう。
両親から、周囲から、社会から。
七色に蠢く原形質の不定形な彼と、そんな彼を家に置いている私は、どうやって折り合いをつけよう。
両親から、周囲から、社会から。
七色に蠢く原形質の不定形な彼と、そんな彼を家に置いている私は、どうやって折り合いをつけよう。
いつも応援ありがとうございます
リクエストも受け付けているのでよろしくね!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!便利な相手(意味深)
出版社に勤める女性と、その女性が飼っている不定形な何かの日常。
何かは形を変える事が出来る物体であり、普段は女性の為に舐めると甘いショタの姿で家に居る……この話ってコズミックホラーなんだけど、よくよく考えたら女性が物凄く変態でやべぇなこいつってなりました。
いやだってショタを飼ってるんだよ?家事をしてくれて自分を気遣ってくれてだいたいのお願いは聞いてくれるショタ。
不定形の何かをこうまで自分の都合の良い様に扱えるその精神が凄いですね。最後に『お腹の子になってもらう』って考えているんですけど、これはつまり不定形の何かを胎内に入れるつもりって事でしょ?覚悟決まりすぎでやばい。
そのうち何か側が人…続きを読む - ★★★ Excellent!!!非の打ちどころのない都合の良いパートナー
日夜バリバリ働くお疲れ気味の女性カナエと、その家に暮らす曰く名状しがたい同居人のお話。
同居人、というか同居生物というべきか、とにかくこの居候のユーゴくんがなかなかの曲者です。作品紹介から引用するのであれば、『七色に蠢く原形質の不定形な』生物とのこと。作中では人の姿(それも十歳程度の愛らしい男児の姿)であることが多いのですが、まあとにかく人ならざる何者かであることには間違いありません。
ふたりの関係というか、その生き方やあり方に惹かれます。甘く親密な協力関係、異種婚姻譚のような雰囲気を匂わせながら、でもどうしようもなく存在する隔絶のような何か。ユーゴに一個の人格を見出しながらも、でも同…続きを読む