概要
わたしが一番Monkey★
第二回こむら川小説大賞参加作品
テーマ「擬態」
テーマ「擬態」
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!物語を中心から支配するおさるの存在感
つるんとした美肌のエリートビジネスパーソンが毛深いライバルとバチバチやりあう話、あるいは学生時代の出来事や父のことを回想するお話。
どういう言葉で表現したものか難しいのですが、こう、すごかったです。内容の濃度というか身に迫り具合というか、この物語を通じて叩きつけられた何か、ビシッと一本通った柱のようなものが。
猿のお話です。いえ猿は実際には(というか描写としては)端っこの方でちょろちょろしているだけなのですが、でも猿が軸でした。
お話そのものは結構大胆な進み方をしていくというか、場面の時制がわりと自由自在に動き回るところがあるのですが、それでもほとんど違和感がない(あっても全然気にな…続きを読む