自堕落女神の選別で異世界転生した俺はロリに転生して滅んだ異世界ライフを始めました
速水すい
プロローグ
この世界は、数百年前に滅んだ世界―――
滅ぶ数百年前は、人々はその世界滅亡に抗う為、人類は色んな知力、戦力で足掻いた。
だが、それも虚しく…絶大な力の前では歯が立たなかった。
混沌カオスがこの地に降り立ち、魔王すらその支配力に退け、天には異人…転生者と呼ばれる大天使が支配。
神の世界は安定もせず、女神さえもその力には遠く及ばず、地にカオス天には大天使の転生者
ふたつの支配が、この世界を滅ぼした―――
それにより、世界の秘石が砕かれ、それにより、世界は人を踏み入れる事を許さなかった。
世界の秘石は、この世界の安定そのものを意味する、それが砕かれてしまえば、生きる人全ては絶命は免れない、それにより誰かが住むなんて当然許される話ではなかった。
だが、一人の女神は言いました「この世界に私がやるべきことがある」っと、反対した女神は誰一人いなかった。
何故なら「大天使」は、女神の地位よりも格下である、何故今それが逆になってるのか? っと言う疑問視の声が飛んでいたのだ。
決断の時、その女神は元転生者だ。
対抗には是が非でも、彼女にやらせるのが適任だと神官は述べた。
だが、神官は一つの誤算があった…大天使転生者は、転生前は世界最悪とも言われた殺人犯。
彼女はその転生者を、両親の仇と思い敢えて地位が近い女神を選んだが、向こう側の世界に生きている、彼を無差別に転生させると言うむちゃくちゃな考えで導くと言う前例にはない、考えを閃いていた。
そう全ては、彼女の計画と大天使転生者を引きずり落とす―――。
女神の地位を奪還の成り上がり、大天使転生者を倒す…それが彼女なりの「復讐」だった。
そして、今日その復讐の一歩目を…めんどくさそうに下界を見ていた。
転生者を導くのは女神の仕事、彼女が選ぶ世界はどれもこれも、指定された場所…滅んでない普通の異世界。
「どうせ、コイツらは世界最強を背負うはめになるのよ。打診は私はやらないけど」
彼女は、彼を強制転生として計画する為に、普通な社畜をやりとげてるのたが、反面彼に対する「感情」がやや薄れていた。
何かを失ってるのか、忘れてるのか…分からなくなっていた。
だが、彼を強制転生させる気持ちは変わらない、今日こそは禁忌違反にあたる「強制転生」を実行するっと決意を固めていた。
「さて、彼しか出来ないし、彼にも協力してもらわないと…私の愛しの彼氏くん」
女神の部屋は既に汚く本があちらこちらに積み重なる、どうせ私は女神から外されるのなら…掃除はしなくていいっと思ってある意味満足気な顔をしていた、が。
「あれ? 転生者って転性者だっけ? んん? まぁ、いっか同性愛でも私はいいかな」
この判断は、ある意味彼を悩ませた判断だった、女神には転生者の書類があり、転生する世界と性別と、年齢が選べると言う。
この時の彼女が書類にサインしたのは…
彼女が書いたのはあくまでも性別で、
「ある意味縛りがある滅んだ異世界…彼もそんな力が宿るのかしらね…」
世界の秘石が砕かれ、滅んだ世界は呪われていたのだ、その呪いは「世界レベル」である。
世界レベルは都市発展を数値化したもので、世界レベルが上がれば上がるほど、滅んだ異世界は通常通りに戻ると言う物だ。
その呪いは、恐らく転生者にも影響するだろうっと彼女はそう思えた、呪いの力は年数があればあるほど強力な力を持てると過去の異世界でその様な力があったらしい。
「もちろんそれは、一か八かだけどね。やらないよりかはマシかな」
だが、世界の秘石は十個に分かれてその存在は不明、滅んだ異世界を救うにはそれを全て見つけ出すことが呪いを解く方法で、なんで呪いがあるのかと言うと…大天使の転生者が独断に呪いを世界に唱えた。
違反したのだが、当時の大天使は捉えようとしたが大天使転生者はあまりにも強く誰一人抗うこと出来ずに、後にクーデターが起きて、今や大天使転生者の手駒になっていた。
そうなった、神の世界は…もう止めようが無い、ならまた異世界へ旅立つっと決めていたからこそ、禁忌違反の「強制転生」を、起こす必要性があった。
「さて、そろそろ頃合かしら? ってトイレにこもっちゃったけど…。相変わらず、なんも用ないのに行くんだよね、それやってもう一年よ? 流石にやばい人じゃん…。お昼時間前の4時間目の授業中に「眠らせて異世界転生」って言う「強制転生」をしなきゃね〜。あ、この人は私が打診するわ」
「…僕に言われてもね」
「あら? 全ての時代を見通す人は私に協力したんじゃないの?」
「まぁ、したんだけどさ…ところで君、何で下着なの?」
「ふむ、愚問だな…私の体は彼の為にあるのよ? 故に―――」
「だめだめだめぇ―――!!」
「何がいけないのよ?」
「こんなところで、僕がいる前でそんな…
「いや、だってさ…久々の再会だから、舞い上がって踊りはありじゃないの?」
「そんな踊りはだめだよ、それに彼は記憶ないんだよ?」
「…だよね、服着るわ〜」
「もう…見てる人の気持ちになってよ…」
「見たいの?」
「違うから、それに僕は女の子だからね!?」
「分かってるわよ〜」
こんなやり取りして、彼の強制転生の時間を待つのであった――――。
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